銀杏家のぎんあん坊と人は呼べ

 銀杏家いちやうけのぎんあんばうひと


〔語釈〕

「ぎんあん」は「ぎんなん」の字音仮名遣い(古い表記)。そう書いて「ぎんなん」と読むようだ(「連声れんじょう」というらしい)。銀杏ぎんなん(秋)。


〔訳例〕(この身が何者であるかというのなら)銀杏いちょう家のぎんなん坊と人は呼べば良い。


 いちょうの実の「ぎんなん」という名前が一男いちなん次男じなん三男さんなん(以下省略)というときのもののようだと思って作った。銀杏ぎんなんになり代わって詠んだ滑稽こっけい諧謔かいぎゃく趣味の作品。

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