神火のクレイオス

作者 宮川和輝

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★★★ Excellent!!!

第一話目を開いて最初に目に飛び込んできたのがネット小説にあるまじき文圧でした(褒め言葉
ただ、その文体もただ冗長に長いのではなく、表現豊かであり、非常に美しい。しかも、ストーリーもしっかりと地に着いた安定感・安心感を感じさせるものであり、文体もあいまって、作品そのものが主人公クレイオス(美しく、精悍であり、頼もしい)を表しているかのようでした。
「なんだか小難しいそうだな」などと初見バイバイするのはもったいない。どっしりと腰を据えてこの物語を味わうのがこの作品の良さを存分に堪能できることでしょう。

★★★ Excellent!!!

十四柱の神々を信奉する、三種族の人族が住む大地テラリアル。
土人族の青年クレイオスは、並外れた身体能力を持つ、紅髪の狩人。
感情が表に出づらいが、育ててくれた祖父、幼馴染のアリーシャは理解者だ。
獣を狩り、まれに村を襲う魔獣を倒す日々に、変化が訪れる。

作者様の前作『トゥリエスを二人は駆け巡る』は、
バイクやラジオもある都会的な舞台での、超カッコいい剣と魔法バトルでした。
一転して今作は、後の世に神話と謳われる、英雄が英雄になる前の世界。
ギリシャ神話好きなので、ヘラクレスを連想しましたが。
これから英雄となっていく過程を、リアルタイムで読める幸せ。

第0部(旅立ちまで)が終了し、第1部連載中です。
まずは第0部を読んでみてくださいませ。血湧き肉踊ります!

前作『トゥリエス』もお薦めですよ!

★★★ Excellent!!!

異世界召喚が流行り、もてはやされる昨今、こうゆう王道的な物語は影を潜めていた気がする。
そんななかで一際輝く作品がこれですね。
子供のころゲームや小説にわくわくしていた感覚を大人になった今、また味わえるとは嬉しい驚きです。
この作品との出逢いに感謝。
作者の宮川さんに感謝です。

★★★ Excellent!!!

 重厚でよく練られた世界観と、それを自然と「本当にあった話」のように感じさせ、物語へと引き込んでくれるしっかりとした描写力。

 総じて紡がれるのは古き良き伝説。
 今時の「中二」なとってつけたかのような伝説や二つ名に少し食傷気味の方にこそ読んで欲しい。

 ここにあるは「これから」の英雄譚。未だ自分がなにものかも知らずにいる若者の、旅立ちとこれからを描いた物語。
 狩人としての村の緻密な生活や日常と、あたたかな人々。そしてそこで起こった悲劇と激しい戦闘をまずは見てください。

 そして、そこから始まる主人公たちの冒険をあなたも追ってみませんか?