倫理観の狂ってる天才。踏み潰され、使い倒されて見向きもされないモブに、みじめに死んでいく脇役も大好きな困ったジーニアス。字を書く者は彼のように観察者で残酷で愛のある人でありたい。心から大好きだとしか言えない。
元英雄の主人公が田舎に行って大活躍、田舎町はどんどん発展していくという話かと思ったら、だんだんと重苦しい話になっていきます。 主人公の仲間であるコボルトたちは国の法律上怪物でいくら殺してもかまわない存在で、後ろ暗い事をやってはいても敵がわが法律的には正しい、という事実が読み進めるにつれて大きくなっていく。 本来ならヒロイン補正や悪役補正で助かるような状況でも容赦なくひどい目に遭う展開もリアルで良いです。悪役の人生と思惑がキチンとかかれるもの好印象です、たとえ不快なだけだったとしても。