第2話


二〇一七年七月七日。



彦星は、もう乙姫に会えたのでしょうか。


一年に、たった一回。

たった一回しか、彼らはお互いの顔を見れない。


そんな二人が、世界が生まれた日からずっと

「○year突入♡ これからもよろしく♡」と、

snsを超えるような温度で

恋をしているとしたら。


なんと、切なく、美しく、強い、繋がりなのだろう。


満月よ、どうか。どうか今夜だけは。地球の歩みを遅らせておくれ。

聖なる星々が、存分に愛を深められるよう。

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My first story 弓矢 @Dekoppa

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