昨日の夜中3時くらいに見回りに来た人、新人さんですか?って聞いたら、その時間には回ってないです、って。それくらいのホラーはちらっとあります。大丈夫、怖くないホラーです。
震える細いその声はきっと……
京子さん。何人かおられるそうではないですか。出逢ったのは、あなたが最初でした。私は、自分が主婦だという目線、人だと言う目線で辿りました。振り向けば、ホラーだって気が付いた。この京子さんに出逢いたい方は、ご一読をおすすめいたします。
闘病とは、大変なだけのものではないのです。自分の体が変わるさまを克明に感じながら、過去を含む自らの人生と向き合い、ときには病から大切な友を見出し、退院してからも寄り添って生きることだってあるのです。癌を扱いながら、癌という言葉の強烈さに食われずに、さりげなく寄り添うような、貴重な作品です。