フレンズたちのタナバタ

願い事

「願い事を短冊に書くと願いが叶うんだって」

「書こ書こ！　かばんちゃん！」

「うん。文字はボクが教えるよ」

「へっへーん！　博士たちに教えてもらったから私も文字が書けるんだよ！」

「えー！　いつの間に」

　の　の　の　の

の　の　の　の

　の　の　の　の

「書けた！」

「サーバルちゃんはなんて書いたの？」

「私はこれ！」

『じゃぱりぱーくのいろんなところをたびする！　さーばる』

「もちろんかばんちゃんとだよ！　かばんちゃんの願い事は？」

「ボクは」

『サーバルちゃんと旅がしたいです　かばん』

「かばんちゃん、旅（これ）なんて読むの？」

「旅（これ）はたびだよ」

「へー。私と同じ願い事だね！」

「そうだね。あとは短冊を笹に着ける」

　の　の　の　の

の　の　の　の

　の　の　の　の

「着けたよ！」

「笹に短冊を着けたあとは火で燃やす」

「えっ！　燃やしちゃうの！？」

「願い事が煙に乗っていくんだって」

　シュッ

　ボッ

　パチパチパチ

「願い事叶うといいね」

「きっと叶うよ！」