人工知能は人間になれるのか?

紅蛇

始まりに


 これは未来の話だ。君たちがまだ知らない、変わり続けた未来。


 有名企業デミウールギア社が開発した人工知能ロボット「モイラ」の販売が一般に売り出された。モイラはギリシャ語の「運命」からつけられた名前だ。

 そして、デミウールギア社のCEOアダム・ザック氏は彼女を「人類のこれからの『運命』だ」と主張した。




—————————————————————————————


この話は、未来から送られた記憶の録画を文字化したものである。







平成三十三年 世界は混乱に包まれた

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る