夢のような現実。現実のような夢。
このお話には、不思議な魅力がいっぱい詰まってます。
物語の核心である、主人公と彼女の昔話。
細かいところだと、障子に映る中の人たちの影。
不気味な雰囲気なのに、怖いもの見たさで、名かを覗きたくなる魔力があります。
お祭りの音は、心地よい半面、終わってほしくないという哀愁もあります。
猫や鬼たちも登場して、物語はさらに幻想的な色を濃くしていく。
彼女と主人公は、いったいどのような関係で、どのような結末を向かえるのだろうか。
不思議な物語をありがとうございました。
にぎた