優しい剣士は銀の髪・キャラ紹介

一 優しい義兄は銀の髪

楮（こうぞ）

　雑貨屋の若主人。疾風と同年代で、幼いころは誠哉にも懐いていた。婚約者として更科を迎え、頑張るぞと気合を入れている。

要（かなめ）

　楮の友人で、雑貨屋の店番をやっている。まだ独身で、帰らない誠哉を待っている上総兄妹のことを気にかけていた。弓姫に惚れていたようだが、まあ無理だね。

三叉（みつまた）

　雑貨屋の大旦那で、楮の父親。銀髪である誠哉のことはあまり良く思っておらず、かと言って村を守ってもらっているためにはっきりと文句も言えず。ただ、10年以上前には息子である楮にあまり近づくなと言ったようだ。

更科（さらしな）

　カワノ村からやってきた、楮の婚約者というか実質的な嫁。実家は羊を育てており、その毛をヤマノ村他近郊に売っている。本来は働き者で良い奥さんらしい。

村長

　ヤマノ村の村長。事なかれ主義らしく、誠哉が帰ってきたことをセラスラウドから伝えられていたが、村民には話していなかった。

ニック

　ヤマノ村近郊の辺境に潜んでいた魔族。黒髪黒瞳の少年の姿をしているため、注意深く見なければ魔族とはわからない。誠哉を拉致して凍結していた張本人だが、結局目的は明らかにならなかった。

　アンデッドの大量運用が得意だが、生きた人間の支配は1人が限界。また肉体を金属化して攻撃、防御力を増加することができる。

上総高雄（たかお）

　疾風と弓姫の実父で、誠哉の養父。赤子の時に両親を失った誠哉をエンシュから託され、我が子として育ててきた。誠哉に剣を教え、自身が片腕をなくした後は村の護りを任せる。

　10年の間に妻ともども亡くなっており、村外れの墓地に葬られた。