優しい剣士は銀の髪・キャラ紹介

山吹弓美

メインキャラ

天祢あまね誠哉せいや


 主人公。生まれつきの銀髪に琥珀色の瞳を持つ青年。疾風と弓姫にとっては義理の兄ということになる。

 養父高雄たかおから剣の指導を受け、魔獣や山賊退治の折には先頭に立っていた。

 20歳の時に魔族ニックに囚われ、10年間時間を止められていた。そのため、実年齢は30歳だが精神年齢も肉体年齢も20歳のままである。

 普段はおっとりしており一人称も『僕』だったりするが、戦闘になると義父から指導を受けた剣の腕、そして奥の手とも言える光の剣を使って果敢に戦う。本人曰く力押し気味、とのことだが疾風より速度に長ける。

 光の剣は実体のある剣に光を宿らせる他にも、素手から光を剣として作り上げる事もできる。さらに遠距離の敵に対してその光を射出することもできるため、戦闘力としてはかなり高い。

 実はカワノ村の生まれだが、本人は知らない。


上総かずさ疾風はやて


 上総家の長男で弓姫の実兄、誠哉の義理の弟ということになる東方人の青年。少しクセのある黒髪を短く揃えており、瞳も黒い。

 プロローグ時は12歳、1部以降は22歳で、実質的に誠哉の年齢を追い越したことになる。

 左利きで、力に頼った戦い方をする剣士。現在は誠哉より少し大柄な体格になっている。

 義兄誠哉を目標に剣の腕を磨いていたが、まだもうちょっと届かない模様。戻ってきた義兄を多少ライバル視しつつも、年齢追い越したということからかほいほいかまってしまう。


上総弓姫ゆみき


 疾風の実妹で、誠哉にとっては義理の妹になる東方人の少女。ストレートの黒髪を肩のあたりで揃えている。

 プロローグ時は10歳、1部以降は20歳。

 弓を武器とするが、一応格闘技もそれなりにこなすらしい。

 物心ついた頃から誠哉にべったりの義兄限定ブラコンで、今でもそれは変わっていない。ただし年齢が追いついてしまったことで、それなりに意識しているようだ。


セラスラウド


 セフィル隊(ヤマノ村編での辺境守備隊)の隊長である翼人の青年。セラスと呼ばれることもある。

 肩までは届かない金髪に青眼白翼のおっとりのんびり型で、エンシュ曰く天然ボケ。怒っても露骨に顔に出ることはないが、目と雰囲気がものすごく怖くなるらしい。誠哉より頭半分ほど身長が高いが、普段は特に威圧感がない。

 自身が身内と認めた者に対しては甘く、何があっても守ろうとするらしい。

 戦闘の時は、主に強力な結界を展開するのが仕事。魔族の気配には敏感で、故に誠哉が魔族でないことはよく分かっているためさっさと自隊に加えた。


エンシュリーズ


 セフィル隊の副隊長であり、実質的にはリーダーである翼人の少女(ただし外見のみ)。通称エンシュ。

 ポニーテールにまとめた長い純白の髪に真紅の眼、黒い翼を背中に持つ。実年齢は不明だが、セラスラウドより年上らしい。おっとり型なセラスラウドのフォローに回ることも多く、自身ツッコミと自覚してるとか。

 基本的に魔術をぶっ放すのはこの人の仕事。体格が小柄なこともあり、接近戦は嫌がる。

 外見的には少女のせいか、フリフリふわふわ系ドレスを着ていることが多い。見てくれに合わせた可愛らしい言動もできるが、普段がツン系なため疲れるとのこと。

 色の違う翼人に対する蔑称である『まくろのこ』と呼ばれると、本気で怒る。


蒼真そうま


 黒髪黒目、スレンダーで背の高い女性。疾風と同い年、ということで22歳。

 言葉遣いは丁寧で、どちらかと言えば人慣れしていない印象がある。人と食事をするのも苦手。

 戦闘時には、成人男性の体重よりも重いモールを軽々と振り回して戦う。また、彼女1人だけで横倒しになった荷馬車を引き起こすこともできるという、トンデモ腕力の持ち主。モールを使えないときには、その腕力で敵をなぎ倒す。


カルマリオ・ティー


 赤っぽい金茶の髪に青い目、がっしりした体型の西方人の祈祷師。通称カルマ。30代。

 面倒見がよく、シェオルが懐いているのはそのせいらしい。気さくな性格で、初対面の誠哉とものんきに会話を交わした。

 祈祷師ということで祈って結界を展開したりターンアンデッドしたりするのが仕事だが、愛用の長いロッドを使ってボコることもできる。おっさんと呼ばれても笑って済ませるあたり、一番懐が広いのかもしれない。


ラフェリナ


 スピッツ系犬獣人の女性。細身の身体に、ふわふわで明るい茶色の髪と尻尾と犬耳を持つ。

 一人称が自分の名前なこともあり、甘えっ子の印象が強いが一応獣人としては成人済み。自分にとって相手が敵か味方かは、どうやら匂いで決める模様。何があっても明るい性格で、ある種のムードメーカーである。

 戦闘時は爪と噛みつきによる攻撃が主。アンデッドはまずいらしい。


シェオル


 三毛猫タイプの猫獣人の女性。ストレートの髪は房ごとに白、茶、黒の3色に分かれている。猫耳と尻尾も標準装備。ラフェリナと同じく、獣人としては成人済みである。

 猫なので気まぐれ、というか興味のないことにはほとんど関心を持たないようだ。口数も多い方ではなく、特に説明は苦手。セラスラウドとカルマに懐いているが、いつのまにやら誠哉にも懐き始めた模様。

 戦闘時には爪の攻撃が基本。身軽で、カルマに投げてもらって空中戦もできる。


アテルナル・レイン


 セフィル隊所属の西方人女性医師。濃い目のブロンドをうなじでまとめ、眼鏡巨乳白衣といろいろ盛っている。セラスラウドがヤマノ村に派遣された時に一緒についてきたことから、年齢は最低でも20代後半から30代。

 回りくどい説明は苦手でぽややん型。ただし、怒らせるとにっこり笑って辛辣なセリフというか柔らかめの暴言というか、を吐いてくる。

 なおお医者さんなので、男の裸も見慣れている。誠哉に関しては眼福だったとか。

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