第4話/

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『テストで百点取ったなう』


ツイート。ぽちっ。


リツイートが来た。


『わざわざ呟くことか?』


『次も取れるようにツイッターやめたら?』


『自慢ウザッ』


『ホモの写真まだー?』


フォロワーやリツイートが増えた。

でも、私の興味は最早変わっている。

ツイートに対する反応に関心が注がれる。

ただし、それはツイッター内での反応では無く、現実での反応だ。

私のツイートが偶然実現しているとは考えにくい。

何らかの因果関係が潜んでいると考える他ない。

テストの返却日は明日だ。

でも、それまで手をこまねいているのも勿体ない。

他の事も呟かなければ。


『雑誌の懸賞当選した』


『帰ったら高級スイーツが有った』


『アマゾンのギフトカードを貰った』


『近所の治安が良くなった』


『蚊に噛まれなくなった』


『遅刻しなくなった』


ツイート。


さて、どれだけ実現するだろうか?

私は期待しながら家路につく。




「ただいまー」


私が家に帰ると、誰もいなかった。

なんだかな、と思いながら、手洗いうがいをする。

テレビでも見ようかとリビングに行くと、テーブルの上に書置きがあった。


≪冷蔵庫の中に○○デパートで買ったデザートが入っています≫


デザート、どうなんだろう、スイーツに換算してもいいものか。

とりあえず冷蔵庫を開ける。

果物がふんだんに使われたプリンだった。

これはスイーツだ。

しかも高級。

やっぱり、私のツイートが実現しているのだ。

そうだと解釈するほかない。

一つ一つは他愛のないことだが、それがツイートの後に連動して発生している以上、無関係だと考えるのは不自然だ。



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えっ?まって!わたしのツイートが現実化していく話しましたっけ!!? @zinyouge-mu

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