第23話
年が明けて1か月が
上映が終わり、場内が明るくなった。冬晴れの日曜日に私は
朝から
劇場の中はスクリーンに向かってなだらかに下っていて、前方に座っていた観客の様子が良く見えた。その中に1組の老夫婦が居て、歩行がおぼつかずに足を出すたびに上半身をがくがく揺らしている夫の手を取った奥さんが足元と夫の顔を代わるがわる見ながら2人で私の横をゆっくりと通り過ぎて行く。
※
クリスマスの夜に目を覚ました私は完全な無気力状態に
こんな私を見たら
「僕は彼女を愛しているんです」
どうしてそんなことを言ったのか、時間が経ってもよく分からなかったが、急場しのぎのための出まかせにしては、心に深く刺さりすぎていた。ただ、「言葉にすれば嘘になる」という
ベッドの上からも彼女の存在を感じることができた。何が私を駄目にしたのだろう。調査が終わって燃え尽きたせいか、過去の恋人への後悔の念か、それとも現在を生きる彼女への未練なのか、あるいはその全て。そんな問いかけにも彼女は答えてはくれない。いつしか私は彼女を見て見ぬふりするようになっていた。
いつの間にか
わずかな時間しか経っていないはずなのに、次に目を開くと部屋の中は真っ暗になっていた。枕元のスマホで確認すると午前2時30分。年が明けていた。その瞬間、私はこのままではいけない、と
夜明け前の一番暗い道を歩く足取りは妙に軽かった。
正月の沖縄は思いのほか寒く、軽装で来たのを多少後悔する羽目になった。いきなり帰ってきた息子を実家の両親はあまり歓迎せず、かといって迷惑がってもいなかった。帰ってくるなら前もって連絡くらいしなさい、と母は毎日私の顔を見るたびに
私は通常営業に戻った。実家から帰った次の月曜に事務所に赴いて所長に年末の非礼を
「そういえば君、いなかったな」
で済まされたので、いささか
「分かってるって。ふられてやけ酒を飲んでたんでしょ。男の子だからしょうがないよ」
と当たらずとも遠くないことを言って来たので、やはりこの2人にはかなわない、と思わざるを得なかった。早く
ジュンローとは成人の日に
「俺、大丈夫なんスかね。あんなに騒ぎになっちゃって」
会うなりこんなことを言ってきて、何を心配しているのかと思えば、阿久津の件だった。そう言われるまで忘れかけていた自分に少し驚く。書き込みの危険性にはできればもっと早く気づいて欲しかったが、これに
「うわ。見られてたスか。それはマズった」
と話を聞くなりジュンローは頭を
「よく分かんないんだけどさ、どうして彼女と一緒にいるのにそういうことをするわけ?」
「あなんとするのは好きなんスけど、一人でするのも楽しいスよ」
「やめられない?」
「無理スね」
それから話は阿久津の騒動に移った。驚いたことにジュンローは今度「種無しスイカ」さんと一緒に仕事をするという。
「コラムを書いてもらうスよ。彼女の文章はきらきらしてるじゃないスか」
独特の表現だったが、
「彼女が言うには、その時の阿久津さんはあまり楽しそうじゃなかったみたいスね」
「写真を撮りながら興奮してた、って掲示板に書いてなかった?」
「興奮してても楽しくはない、ってことスかね。なんかちょっと違う、というか」
もしかすると、阿久津は自分から脱いでくれる女の子よりも、最初は嫌がっている女の子を脱がせる方が好きなのかもしれない、となんとなく思った。その点で言えば、ワークショップの女性参加者を脱がせる時の彼は「楽しかった」のだろう。自らの
今年に入って一番嬉しかったのは、ヨコタニから電話がかかってきたことだ。別にトンボそっくりのおじさんと話せたのが嬉しかったわけではなく、彼から聞いた話がとても喜ばしいものだったのだ。
「女房と娘に叱られましてね。“パパもあんな写真を撮ってるの?”って。誤解を解くのに苦労しましたよ」
ニュースになって以来、ヨコタニはワークショップに出ておらず、このまま辞めるつもりだという。
「私に人を見る目がなかったんでしょうけど、まさか阿久津さんがあんな人だったとはねえ。本当にびっくりしました」
「他の参加者の方がどうされているか分かります?」
「私と同じでほとんどやめちゃったと思いますよ。とりあえず、テッペイとカヨちんからはやめるって連絡がありました」
これを聞いた時にはアニメの『フランダースの犬』のラストのように天使が舞い降りてきたかのような気分になった。もちろん、私はまだ天国へは行きたくなかったし、
「
赤根が阿久津と一緒に女性のヌードを撮っていたのをヨコタニは知らないようだったし、知らせない方がいい気がした。
「プロキオンさんはどうなのか分かります?」
「ああ。彼のことはちょっと分かりません。こう言ったら悪いけど、どうも取っつきにくい人でしたから。でも、確かに気になりますね」
「画家になりたくて予備校まで行ったんですけど、親の反対とかいろいろあって諦めたんです。就職して結婚して子供も生まれて、さあ、これからどうしよう、と思った時に癌になって死にかけて。それで、本当にやりたいことをやらないと後悔する、と思ってもう一度絵を描き始めたんですけど、自分にはインスピレーションが欠けているのは学生の頃からよく分かっていて、何を描いてもありふれた絵にしかならないのをつまらなく思っていたんです。それで悩んでいる時に阿久津さんの本を読んで、この人の美的感覚は凄い、と感動して、教えを
どんな人にも物語があるのだ、と実感させられる。ヨコタニだけでなく他の参加者にもそれぞれのストーリーがあるはずだった。阿久津はそれを理解していたのだろうか、と責めるつもりもなかったが、なんとなく考える。
「でも、せっかくの経験を無駄にするのは嫌だから、あそこで知り合ったみなさんとたまに会おうと声をかけているんです。テッペイ、カヨちん、もう10名ちょっとは集まってくれそうなんです」
「へえ。それは凄いですね」
「あ、そうそう。あの人、カシオペアさんにも声をかけたんですよ」
思わず背筋が伸びる。
「カシオペアさんにも連絡を取ったんですか?」
「電話番号だけは聞いてましたから。それで話をしてみたんですけど、阿久津さんの件はショックであまり思い出したくない、と凄く落ち込んでいて本当に気の毒でした」
ヨコタニは彼女がモデルになったことも、そして彼女のブログのことも知らないようだった。写真を撮られたのに加えてブログでの告白がネット上で
「でも、今すぐでなくてもいいから、落ち着いたらまた連絡してください、と伝えたら、一応“はい”と言ってくれたので、僕はそれまで待つことにします」
「そうですか。連絡してくれるといいですね」
自分を助けられるのは自分しかいないから、他の人間は信じて待ち続けることしか出来ないのかもしれなかった。
「それでですね、僕はソリガチさんにもぜひ集まりに参加して欲しいんです」
どうしてヨコタニは私を気に入っているのか、つくづく不思議だ。本当に大したことをしていないから、
そして、
結局、阿久津とは何者だったのか、調べを尽くしても私には分からなかった。ただ、有りもしない才能を有るかのように見せかけて世の中を泳ぎ回っている連中はごまんといるが、そのような人種とも違っているように見える。かつてのマグニの仲間たちが、彼を「凄い」と
※
私の座っていた席の列を、係員が片付け始めていた。ジュースの紙パックを
ロビーで公開予定の映画のチラシを
「僕は彼女を愛してるんです」
この言葉から逃げられはしないようだった。日常の何処かで不意に顔を出しては私を振り出しへと引き戻す。意地の悪いすごろくで遊んでいるような気分だ。決してあがれもせず、やめることもできない。どうしたものだろうか。自動販売機でペットボトル入りのホットのカフェオレを買いながら思い悩む。そうは言ってもあまりに慣れっこになったせいでさほど
「やらない理由を探してどうするの」
白石さんに怒られたのもたまに思い出す。会いに行くべきなのだろうか。しかし、
「まあ、いいさ」
自らを
もう暮れているだろう、と思っていた空はまだ青かったが、寒さだけは夕方のものになりつつあった。映画館の前の狭い路地を抜けて
彼女は黒く長いドレスを身に
「えーと、護島さん?」
「違うんです」
このハスキーな声を聞くのも久しぶりだった。
「うん?」
「これは違うんです。たまたま友達に誘われて、イベントに出て、その帰りで。私は嫌だったのに、一度出てみようって言われて。でも、だから嫌だって言ったのに、こんなことになって、ああ、もう!」
ただでさえ目を惹いていた彼女が取り乱し出したので、通行人は遠慮することなく
「いいから。大丈夫だから。落ち着こう。ね?」
阿久津のおかげで
「嫌です。そんなの無理です。こんなところを見られて落ち着いてなんか。ああ、もう。しかも、よりによって、あなたなんかに」
「ごめん。本当にごめん。僕がここにいたのが悪かったんだ」
自分でも何故
「もう。ほんとにもう。もう、あなたなんか死んじゃえばよかったのに」
思わず固まってしまった。これか、と思っていた。白石さんやあなんが言っていたやつだ。話に聞いた時には、そんなに私のことを嫌いなのか、とショックを受けたものだが、しかし、今こうやって実際に耳にしてみた感想は違っていた。私だけでなく護島さんも取り乱すのをやめて固まっている。自分がひどいことを言ってしまったと思っているのだろう。
「あの、すみません。私、なんてことを」
「嫌じゃない」
彼女が
「え?」
「いや、そりゃショックなんだけど、それだけじゃない。君にそう言われるのは嫌じゃないな、全然。むしろ、ちょっと嬉しいくらいだ」
フランス人形が「うわ何こいつキモい」という人形にあるまじき表情で私を見ていた。こちらとしては
「こんな休みの日に外で堂々と何を言ってるんですか。変態だったんですか、あなた」
ぼそぼそと憎まれ口を叩かれて思わず
「休みの日にそんな格好で外を堂々と歩いてる人に言われたくない」
また目が潤み出した。せっかく落ち着こうとしていた彼女をまた動揺させてしまったので、私も一緒になって動揺してしまう。
「ごめん。そんなつもりじゃないんだ。その。本当に大丈夫だからさ。確かにちょっと変わった、目立つ格好だけどさ。よく似合ってるから大丈夫だよ。だから、泣かないで」
「泣いてなんかいません」
その言葉に反して鼻の頭が赤くなり始めていた。
「何がおかしいんです?」
明らかにむっとしている。
「いや、だって、服はみんな黒いのにハンカチが白いから、つい」
私の言葉に彼女は
「いいじゃないですか、それくらい。ケチをつけないでください」
と言い
「でも、黒いハンカチくらいありそうなものじゃないかな」
「ありますよ。ありましたけど、手触りが好きじゃなかったんです」
「ああ、そういうことか。なら、白でも構わないかもね」
私が一人で納得すると、
「はい、そういうことです」
と彼女も頷いて、もう一度口元をハンカチで
どうにか落ち着いてくれたようでよかったが、私は心の中で護島さんの今日のファッションを正当化する努力を続けていた。ゴスロリの女の子を街で見かけるのは今では決して珍しくはないし、休日の銀座でフランス人形みたいな女の子が歩いていたっていいじゃないか、それに少し足を延ばせば
「ソリガチさん、はろはろー」
あなんが現れた。この
「寒くない?」
心配の言葉だった。1月の東京では自殺行為に等しい服装で、現にあなんの唇は紫色になっていた。
「やりたいことをやるからにはそれなりの犠牲が必要なんだよ。ノーペイン・ノーゲイン!」
言っていることは格好いいが、そこまでして着たいコスチュームなのだろうか。左目の下には赤い
「君たち2人が友達だというのは聞いてたけど、一緒にいるのを見るのは初めてだ」
「うん。さっきまでそこのホコテンでやっていたコスプレのイベントに2人で一緒に参加してた。エポちゃんが凄く評判良くて、嬉しかったあ」
今日は日曜日だから、中央通りでは歩行者天国を実施しているはずだった。ここからなら歩いてすぐだ。それにしても、あなんも「エポ」と呼んでいるのか。
「僕も詳しくはないんだけど、こういう衣装って会場にある
「そうなんだけど、用意された場所が凄く混んでて。この辺なら他に着替えるとこありそうだから出てきちゃった」
みんなコスプレのまま出てきたら銀座が
「護島さんも着替えられなかったのか?」
「ううん。エポちゃんは家からあのまま来たから」
凄いな。ご両親は何も言わなかったのか。
「エポちゃん、やっと見つけた。もう何処に行っちゃったかと思ったよ」
「あなんさんこそ勝手にいなくならないでください。凄く心配しました」
「そう? ごめんね」
それまでは、年齢こそ同じだがそれ以外はまるで違う2人としか思っていなかったが、こうして見るととても仲の良い友達以外の何物でもなかった。そして、私の中でずっと気になりすぎてマグリットの岩のように大きく硬くそれでいて宙に浮いていた疑問がようやく砕け散ろうとしていた。
「そうか。君たちはコスプレ仲間だったのか」
思わぬ発見に興奮する私に2人の女の子はつれなかった。
「あれ? 言ってなかった?」
「今頃気付いたんですか?」
2人とも説明してくれないのだから分かるわけないだろう、と文句をつけたかったが、謎が解けて満足しているので大目に見ることにした。その後2人が語ってくれたことによると以下のような事情らしく、護島さんの簡潔すぎる説明とあなんの
「もう、なんというか、とんでもない不運ですね」
護島さんが黒いレースの手袋を付けた右手で顔を覆う。やはり私と会ったのがそんなに嫌だったのか。
「そんなことないよ。私はソリガチさんと会えて嬉しいし、エポちゃんだってそうでしょ?」
「ちょっと、変な事を言わないで」
「でも、だってこの前」
さっきまで自分の顔を覆っていた手袋で、今度は何か言いかけたあなんの口を押さえようとする。実に多様な使用法だ。会社を辞めた護島さんがどうしているか心配だったが、これなら大丈夫そうだと安心する。所長と白石さんに伝えた方がいいのかもしれないが、服装のことまで伝えるべきだろうか。フランス人形とビキニの剣士が
「鼻。出てますよ」
「ありがと」
護島さんがあの白いハンカチであなんの顔を
「あのさ」
2人が「あれ? いたんだ」という表情で私の方を見たので口ごもってしまう。
「ご飯でも食べようか。僕が
「やった!」
あなんは飛び上がって喜んでいたが、護島さんは眉をひそめて私に文句を言ってきた。
「そんなの困ります。だって私こんな格好ですよ?」
「でも、あなんを見なよ。ひとまずあの娘を何処か温かいところに連れて行って着替えさせないと、あのままだと風邪をひいてしまう」
護島さんもあなんを心配していたようで反論できない。
「それにさっきも言ったけど、今日の君の格好はとてもよく似合っているから、何処の店でも大丈夫だって」
褒めたつもりだったが、彼女は全く嬉しそうにせずに、
「ならしょうがないですね」
と仕方なさそうな態度で頷いた。褒め甲斐のない
「ねえ、お店は私が選んでいい?」
あなんが跳ねるようにして前を歩いていく。だめだ、と言ってもどうせ彼女が選ぶに決まっていた。この娘たちと一緒に牛丼屋にでも入ったら他の客にどんな目で見られるのだろう。
「せっかくだから高いところにしようっと」
さらりと怖いことを言ってくれているが、吐いた
「いいんですか? お金は大丈夫なんですか?」
護島さんは私の横にぴたりとくっついていた。まるでそこが自分の定位置でもあるかのように。
「余計な心配はしなくていいから」
「聞きましたよ。年末にさぼってみんなに迷惑をかけたって」
白石さんだな。彼女たちの情報網を破壊しなければ私の未来は危うい。
「ちゃんと休みの連絡はしたよ」
「社会人としての自覚が足りないんじゃないですか。だいたいあなたは前から」
彼女はすっかりユニバーサル貿易に勤めていた頃に戻っていた。人形みたいな
「そうだなあ」
叱られている人間にしてはのんびりしすぎた口調だったので、護島さんの表情が引き
「僕は君がいないとだめなのかもしれない」
そう言っていた。護島さんの顔色がより白くなり、
そう思ったせいなのか、私は足を止めて彼女をしっかりと見ていた。それに気付いた護島さんも足を止めて私を見ている。この1か月余り、私を引き戻していた言葉は胸の中にすっかり
「久しぶり。元気そうで安心した」
それだけが言いたかった。それから始めるしかないと思った。私の声を聞いた護島さんが瞳を揺らせた後で、その目を眩しそうに細めた。
「こちらこそ。お久しぶりです」
「あ、あの、その、これからもどうぞよろしく」
「え」
言葉の中身に驚いたのか、それとも私のひっくり返りそうになった声に驚いたのか、護島さんの動きが急におかしくなる。外見が外見だけにゼンマイ仕掛けで動いているようだ。
「あ、はい。それはどうも、ご
私たちはぎこちなく
「ほら、2人とも遅いよ。早く行こう」
戻ってきたあなんが私の右腕を抱え込んで前方へと向かって引っ張っていく。いきおい彼女と私の身体が密着するかたちになる。
「あなん。お願いだから放してくれないか?」
「だめだめ。このままだと日が暮れちゃう。それにやっぱり寒すぎて死にそう」
私の気も知らないであなんはとても楽しそうだ。鼻唄まで歌っている。
「ちょっと、ソリガチさん。あなんさんから離れてください」
追いかけてきた護島さんが何故か私を怒る。
「ええっ。だって、ソリガチさん暖かいもん。離れるのやだなあ」
「人をカイロみたいに言わないで。いいから離れて」
もっと言ってやれ、と人任せにしてしまったが、あなんはにっこり笑うと空いている左手で護島さんの右手首を取った。ゴシックファッションの女の子が慌てる。
「あなんさん、何をするの」
「どうせなら3人でくっついちゃおうよ」
解決策どころか、話を余計にややこしくするアイディアを捻り出したあなんは、そのまま私と護島さんを引き連れて小走りになった。
「一体何なんですか、さっきの挨拶。本当に変な人」
「それを言うなら君だって」
「あなたに合わせてあげたんです」
口が減らない。やはり会わない方が良かったのだろうか。だが、今の彼女は楽しそうだから、そんなこともないのか。それに私も楽しくないこともない。
あはははは、と何故か高笑いをするあなんに引っ張られたまま私たち3人は、
(終)
ある調査員の日常-Researcher’s Tragicomedy- ケンジ @kenjicm
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます