第五十八話 激闘!鳥刺し名人(前編)

 ――壱――

 阿波脇町にある稲田家屋敷の「飛燕の間」。


 天野宗歩と四宮金吾が、部屋中央に配置された将棋盤を挟んで座っていた。

 対峙し向き合った二人は、先ほどから言葉を一切交わさないでいる。

 だが、このときすでに長い長い勝負は始まっていたのだった。


 おもむろに宗歩の方から開戦の口火を開く。


 「さて、では手合いはどうしますか?」


 私はどの駒を落とせばよいでしょうか?

 金吾に向かってそう白々しく尋ねてきたのだ。

 この言葉を聞くや否や、金吾本人よりも周囲の家臣たちの方が先に怒号を上げ始めた。


 「な、なんだとぉ!」

 「これは真剣勝負だぞ! 指導対局などではない!」

 「手合いはもちろん平手(ハンデなし)に決まっておろうが!」


 たしかに将棋家では、在野と対局する際には必ず駒を落とさなければならない決まりがある。

 万一負けたときの面子を保つためだった。


 宗歩はおくびにも出さずに飄々とこう言ってのける。


 「ですが四宮殿は無段と事前に伺っております。将棋家の定めにより平手には応じられません」

 

 無段の金吾相手に五段格の自分が平手など笑止千万、と言うのだ。

 周囲の殺気がさらに高まっていく。

 徳島藩の者達から見れば、自分たちへの侮辱と言っても良い。

  

 だが勘の良い金吾だけは、ここにきて宗歩の思惑を明快に理解した。

 宗歩はあくまで平手を望んでいるのだ。

 だからこそ、わざわざ「どうする?」とこちら側の一手を尋ねてきたのだろう。


「まずは、左香車落ちでいかがか?」


 左香車落ちは、ほぼ平手と変わらない手合である。

 本来、五段と無段の段位差ならば、もっと駒を落とさなければならないはず。

 

 「ええ、結構ですよ」


 造作もなく、宗歩が快諾した。

 将棋家のつまらない面子を立てるためにも形式上、駒を落としたことにすれば良いでしょう。

 宗歩はそう無言で言っているのだ。

 目の前に座っているこの若き将棋師が只者ではないことを、金吾はこのとき自覚する。 


「……もし拙者がその対局に勝てば、次こそは平手で指していただけますか?」

 

 金吾が重々しく口を開いた。

 これを聞いた、宗歩の顔が神妙な顔つきからぱっと笑顔になる。

 

 「ええ、もちろんですとも! 是非そういたしましょう!」


 純真無垢な顔つきで、まるで子供みたいだった。


 だがそう思って油断した瞬間、今度は宗歩が妖艶な笑みを浮かべて、

 「まぁ、私に勝てばの話ですが」といけしゃぁしゃぁと挑発を仕掛けてくる。


(……なるほどな、すでにこの者との闘いは始まっていたのだな。こうやって相手を幻惑させて盤外でも俺の精神を乱してくる)

 

 盤外戦術。


 宗歩はこの旅を通して勝負師としてのからさを着実に身につけ始めていた。

 金吾の全身が、思わず戦慄し震え出す。

 

(ふふ、そうだ。真剣勝負にはこういった駆け引きがなくてはな。お行儀良くなどとんでもない。相手を殺すためならばなんでもありの世界。それが真剣の世界なのだ)


 そう、かつて金吾が江戸に滞在していた頃のこと。

 盤上の前に座っていたあの「鬼神」のことを金吾は思い出した。


(ああ、これで良い。これで良いのだ。一思いに思う存分こいつを叩き潰してやるさ)


 さっきまで憤慨していた周囲の者達も、どうやら一局目に勝てば平手になると聞いて、ようやく収まっていた。


 さぁ、これで準備はすべて整った。


 両者が互いに深く息を吸い込んだ。


 「よろしくお願いします!」

 「よろしくお願いします」


 盤上に向かって両者が深々と頭を下げて、とうとう対局が開始された。

 

 パチン!


 左香車落ちの上手、天野宗歩の初手。


 △3四歩


 定跡どおりに角道を開けた。


 スッ。


 下手の四宮金吾。


 ▲2六歩


 飛車先の歩を突く。


 (あれ、角道を開けない……。なんだろう、この人もしかして定跡を知らない? それとも……)


 宗歩の着手が三手目にして早々と止まってしまった。


 ――そう言えば。金吾は「鳥刺し名人」と呼ばれているらしいぞ。


 市川太郎松の助言が宗歩の脳裏にかすむ。

 通常ならばここは▲7六歩と上手と同じように角道を開けるはず。

 だが、金吾はあえて角道を開けなかったのだ。

 代わりに飛車先の歩を突く一手。

 間違いない。

 これは何かを狙っているのだ。


 宗歩はおぼろげながら金吾の真意を図り始めていた。

 だが、まだはっきりとは言えない。

 そこでひとまずは定跡どおりに駒を進めることにする。


 △3五歩 ▲2五歩 △3三角 ▲5六歩


 金吾が五筋の歩を突いたのを見て、宗歩の疑念が確信へと変わっていく。


 (これはひょっとして……)


 △3二飛


 宗歩の飛車が三筋へと展開する。


 三間飛車。


 振り飛車の中でも軽快さと機動性を最も重視する戦法。

 宗歩は、角道を一向に開かない金吾に対して速攻を仕掛けようと見せたのだ。

 そう、まるで殺伐とした戦場を優雅に上空から俯瞰する鳥のごとく、宗歩の飛車が飛翔し始めたのだ。

 

 それに対して、金吾の次の一手。


 パチン!


 ▲6八銀


 なんと、左側の銀将を斜めに前進させたのだ。

 

 将棋の初期配置には二枚の銀将が左右に置かれている。

 下手から見て、7九の銀を「左銀」、3九の銀を「右銀」と呼ぶ。

 二筋に配置された居飛車の陣形の場合、近接する三筋の「右銀」を攻め駒として進軍させるのが自然だ。

 ところが金吾は、通常守備駒に用いるはずの七筋の左銀をあえて前線へ伸ばして行こうとする。


 この左銀の進軍を見るやいなや、宗歩が盤に一気に沈んだ。

 呼吸を合わせるように、金吾もまた盤面を睨みながら考え続ける。


 盤上没我――


 蜂須賀斉裕は、この二人の戦いを対局開始から一切目を離さずに観戦していた。

 正直将棋の内容は良くわからない。

 だが、そんな斉裕でも金吾の表情を見れば、ここが彼にとっての正念場であることが容易に分かる。

 真剣極まりない金吾の顔つき――

 なぜだろうか。

 斉裕はかつて二人だけでなされたあのときの会話を思い出した。


 徳島城下。 

 いつものように指導将棋のために登城した金吾に、斉裕が将棋を教わっていた。

 斉裕としては、将棋よりむしろ「四宮金吾」という人物の方に興味があった。

 このような風変わりな男が、この阿波の地でいかにして生まれたのか。

 それこそが興味の的だったからだ。


 だから斉裕は、金吾に「江戸で一体何があったのか」という問いをこれまで何度となく尋ねていた。

 だが、いつも金吾は頑なにその口を閉ざすばかり。

 それでもなお食い下がる斉裕に、この日はどういう訳か金吾の方が根負けした。

 

(あのときは、偶然にも二人きりだったからかもしれないな……)


 天野宗歩との決戦に集中し切っている金吾の顔を見つめながら、斉裕はさらに回想を続ける。


「太平の世において、将棋盤の上にこそ真剣勝負を見つけたのです」


 金吾は、斉裕にそう告白したのだった。

 

 金吾が言うには、江戸に来て見て分かったことは、すでに剣術は人を殺めるための実践的なものではないということだった。

 各流派の格式を守ろうとして、型を重視するあまり形骸化していたのだ。

 金吾が剣術の道に本当に求めていたもの。

 それは、「免許皆伝」という肩書きなどではない。

 命を削りあうような真剣勝負だったのだ。


 そんな金吾が、偶然にも「真剣勝負の鬼」というものを江戸で実際に見たそうだ。

 その鬼は剣術道場ではなく、将棋盤の前に座っていたらしい。

 道場師範の名代として偶然にも観戦することになった、将棋師同士の対局。

 その男は、まるで雪化粧をしたかのような純白の十徳に身を包んでいた。


 鬼宗英――


 人は、彼のことをそう呼んでいた。


 たった一局の勝負に己の人生と面子を賭けて挑み、負けた相手を破滅へと追いやる。

 その鬼神のごとき強さと苛烈さを垣間見た若き四宮金吾は、震撼し戦慄した。

 正直なところこの対局を観戦するまで、金吾は将棋というものを軽んじていた。

 何が真剣勝負だ。

 将棋など、所詮盤上の遊戯ではないか。

 そう思っていた金吾の横っ面を、バチンと引っ叩かれた思いがしたそうだ。


 そんな四宮金吾が二十年の時を経て、今まさに将棋師と対峙している。


(なぁ、金吾よ……。お前は今真剣勝負をしているんだぞ。どうだ、これで満足か?)


 斉裕が上座から声を漏らさずに、金吾に思いを馳せる。

 

 そのときだった。

 

 金吾が斉裕の方を振り向いたのだ。


(金吾……。ああそうだな、長かっただろう。本当に長かったに違いない)


 その顔は、本当に幸せそうで満ち足りていた顔だった。


 遠国阿波に生まれ、終生日の目を見ないかもしれない一事に人生の全てを賭けてた男。

 生涯無段を貫き通してきた無名の男が、たった今この瞬間「自分が生きている」ことを感じていたのだ。


 ――弐――


 沈思黙考。


 天野宗歩は長い時間をかけて、ようやく四宮金吾の狙いに感づいた。


 それは——


 宗歩が何気なく伸ばした3五の「歩」だ。


 金吾はこれを左銀で掠め取ろうとしているのだ。

 たかが一つの歩といえども、序盤での単純な駒損は形勢を損ないかねない。


 バチン!


 △3六歩


 宗歩は意を決して、このままではただで取られそうな歩を前に突き出した。


 ▲同歩


 金吾は黙ってその歩を召し上げる。


 ここで宗歩は金吾の真の狙いを確かめることにした。


 △1五角 ▲5八玉


 角がいったん躍り出ただけの単純な王手である。

 一路遠い6八に玉将を逃がすのが良いのだが、左銀が邪魔をしているので金吾の玉将は真っ直ぐに上がるしかない。

 

 △3六飛

 

 その隙に、宗歩は飛車で金吾の歩を取りあげた。

 これで何とか歩の交換に持ち込めたことになる。

 

 ▲1六歩 △4二角


 金吾が右の端歩を突いて、中央に躍り出ていた宗歩の角を「どけ」とばかりに引っ込ませる。


 ▲5七銀

 

 左の銀将がずんとさらに前進してきた。

 既に宗歩の飛車の間近まで迫ってきそうな勢いだった。


 △3二銀 ▲4八銀上 △3四飛 ▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二玉


 しばらくの間、互いにじりじりと間合いを図りあいながら、自玉を戦場から遠ざけていく。

 何気ないようでいて不気味な気もする玉の移動だが、その水面下では読み合いによって激しくしのぎが削られている。


 ▲1五歩 △9四歩 ▲9六歩 △8二玉 ▲4六銀 △7二銀

 

 序盤の駆け引きがようやく終わったようだ。

 後から見ればこれが来るべき決戦に備えての最後の静寂だった。

 

 観戦している斉裕が、その緊張のあまりごくりと唾を飲む。


(とうとうここまで来たな、金吾よ。お前はこの日のために何十年もの間、。あの刀をたった一人で磨き上げてきたというのか……)


 斉裕が目の前の盤面の配置を見て、あの日の最後のやりとりを思い浮かべる。


「金吾よ、お前は江戸にもう一度行きたいとは思わんのか?」

「江戸でございますか? いえ、特には」

「江戸に行けば手練れも多い。将棋家の門弟になれば出世もできるぞ」

「あまり興味がございませんな」

「余は将棋のことはよく知らんが、いろいろ戦法など知るためには江戸や上方の方が地の利があるのであろう?」

「まぁ、そうかもしれません。ですが、私には必要のないこと」

「必要ない? なぜだ?」

「私には、ただこれがあれば良いのです」


 そう言って、金吾は将棋盤を指さした。


「どういうことだ?」

「ただ一つの己の剣のみを磨き上げること」


 将棋盤には駒が整然と配置されていた。

 それは、全く見慣れない陣形だった。

 金吾が言うには、自分がこれまでずっと信じ続けてきた戦法らしい。

 阿波という地に留まる限り、最新の定跡を研究することは期待できそうにない。

 だからこそ唯一無二の得意戦法を追及し続けて、生涯一局において全力でそれを叩きつけることに決めた。


 それが、四宮金吾という男だった。


「ただ一つの剣……。そうか、この盤面こそがお前の剣か?」

「はい。天空に舞う鳥を一閃にて仕留める剣でございます」

「鳥を仕留める……。この技の名は何と申すのか?」

「そうですな。あえて名付けるならば『鳥刺し』とでも言いましょうか」

「もし……お前がこれを外せば?」

「間違いなく拙者の方が絶命するでしょう」


 宗歩が羽を羽ばたかせて上空へと一気に急上昇をした。


 ぐんぐんと高度を上げていく。


 地上を這いずる獲物を探し出して、それをついばむためだ。


 たとえ獲物がどこの草陰に隠れようとも、宗歩の鳥瞰ちょうかんがそれを必ず見つけ出す。


 宗歩は、戦場を見渡すように優雅にぐるりと旋回し始めた。


 静寂。

 

 キラリ。


 藪の中からほんの一瞬。


 光り輝くものがちらりと見えた。


 ザン!!


 一筋の閃光が宗歩の左翼を貫通したのだ。


 ブシューーー!


 おびただしい量の鮮血が虚空へと吹き上がる。


 刹那、空が真っ赤に染まった。


「ぐはぁ!」


 宗歩が苦悶の表情を浮かべる。


 ばちぃぃぃぃ!


 ▲7九角!


 四宮金吾の秘剣「鳥刺し」が炸裂した瞬間だった。


「おおお、やったぞ!」

「金吾が、四宮金吾が、天野宗歩を仕留めたか!?」


 これが後世伝えられる、四宮金吾の「鳥刺し」の構えである。


 ――鳥刺し定跡


 二百年経った現代においてなお、「振飛車の天敵」として恐れられる秘定跡。

 その奥義は九段目、つまり将棋盤の一番下に大駒「角行」を据え置く変形にこそある。

「角行」という駒は、四方斜めにどこまでも効く強力な駒だ。

 再下段に配置されたこの「角行」を刀の柄として例えれば、その刃の切っ先に当たる部分が「左の銀将」と言える。

 それを宗歩の飛車を目掛けて一気に斜めへ、斜めへと突き出していく。


 金吾は、天高く飛翔する鳥つまり宗歩の飛車を突き刺そうとしているのだ。


「くっ!」


 △8四飛


 このままここに留まれば次こそは心の臓をえぐられる。

 宗歩は、左銀の刃が片翼に突き刺さったままの状態で、たまらずに急旋回し始めた。反対側の安全な八筋へ緊急回避しようとしているのだ。


「無駄だ」


 チャリ。

 

 ▲5七銀上!


 左銀と交差するようにして今度は右銀が、手負いの飛車を狙い始めた。


 そう。


 金吾の腰に携えられていたもう一本の聖剣。

 それが鞘から静かに抜き放たれたのだ。

 

 天野宗歩が「棋聖」であるならば、四宮金吾は「剣聖」と呼ぶに相応しい。


 「剣聖」四宮金吾の鳥刺しには、実は二本目があったのだ。


 △5四歩


 宗歩が、苦し紛れに二ノ太刀を食い止めようと五筋の歩を上げる。


「もう遅い」


 宗歩が気弱になり、一瞬の隙を見せたまさにその瞬間だった。

 金吾が一気に二本目の刀を投げつけた!


 ズシャァァァァ!


 刀を振りかざすのではない。

 刃を切り上げるのでもない。


 獲物に突き刺すように「投剣」するのだ。


 それこそが、秘剣「鳥刺し」——


 ▲6六銀!


 「ぐあぁぁぁぁ!」


 青藍の海面を優雅に飛翔していた紅の鳥が、とうとう捕縛された。


 両翼を二本の剣に貫かれて、一切の身動きが取れないでいる。

 

 もしもこの狙いが外れれば、鳥刺し側が崩壊していた。

 なぜなら「鳥刺し」の構えは、角をいびつな位置に置いている。

 凄まじい攻撃力の代償として自玉の守備力が脆くて不安定なのだ


 まさにこの時代の「鳥刺し」は、「捨て身の戦法」とも言えよう。

 四宮金吾は、このたった一矢に自らの将棋人生を賭けたのだった。


(勝ったぞ! 金吾が勝ったんだ! 作戦通りだ!)


 斉裕が思わず喜びのあまり、立ち上がってしまう。

 宗歩の飛車はこれで満身創痍。

 斉裕にすら、こうなれば飛車に逃げ道はないように見えたのだ。

 金吾の優勢にはもはた疑いようがない。


 万策尽きたか。


「ふぅー、ふぅー」


 なんとか、飛車を助けようとして宗歩が苦しそうに歩を進める。


 △4四歩


 宗歩の重々しいこの着手を見て午後八時の定刻となり、初日の対局はこれにて指し掛けとなった。


「ありがとう……ございました」

 

 憔悴しきったままの宗歩が、茫然としながら頭を下げて一礼する。

 一方の金吾の方は、平然とした表情で黙礼のみをした。

 

 ——最後のお前の手もすべて研究範囲、俺の予定通りだよ。


 金吾は無言で礼を返すことにより、宗歩にそう伝えたのだ。


 これもまた真剣勝負ならではの番外戦術。


 「!!」


 宗歩は、顔を真っ赤にしてその場から逃げ出すように退出してしまう。

 

 その憐れで情けない後ろ姿を見て、観戦者の哄笑が暫くの間、この「飛燕の間」で鳴り止まなかったそうである。


 ああ! 


 我らが天野宗歩、絶対絶命の危機である!


 次回、『宗歩好み!』「激闘!鳥指し名人(後編)」


 こう、ご期待!

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