2-11 予防接種法

【解答】a,b,c

○a 水痘は生後12月~36月までの間に、3月以上の間隔をおいて2回接種!

○b 麻疹・風疹混合(MR)ワクチンは生後12月以降から、2期に分けて投与される定期予防接種!

○c ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオワクチン(DPT-IPVワクチン)は生後3月以降から投与される定期予防接種!

×d 職業暴露等ハイリスク者、垂直感染の高リスク児に対しての任意予防接種!

×e 任意の予防接種で、主として精巣炎の予防目的!


●予防接種法

第2条:法律対象疾患

 A類疾病:集団予防目的

  ①ジフテリア ②百日咳 ③ポリオ

  ④麻疹 ⑤風疹 ⑥日本脳炎

  ⑦破傷風 ⑧結核 ⑨Hib感染症

  ⑩肺炎球菌感染症 ⑪HPV ⑫水痘


 B類疾病:個人予防目的

  ①インフルエンザ(高齢者)

  ②肺炎球菌感染症(高齢者)


〈法律対象外〉

 任意接種:個人予防の目的での推奨接種 or 医療行為

  ①水痘 ②流行性耳下腺炎 ③B型肝炎

  ④上記以外のインフルエンザ

 インフルエンザ予防接種が好ましい群

  ①要介護高齢者 ②学童

  ③慢性閉塞性肺疾患患者

  ④医療従事者


第5条:定期予防接種←実施は市町村長

 接種時期

  生後12m未満に終了すべき:BCG

  生後12m以降に開始すべき:麻疹、風疹、水痘、HPV

  生後12mをまたいで構わないが、12m未満の開始推奨

              :Hib、肺炎球菌

  生後12mをまたいで構わないが、12m以降の開始推奨

              :日本脳炎

第12~18条:予防接種による健康被害の救済措置

・市町村長は予防接種による健康被害を厚労大臣が認定したときは、次の給付を行う

 ①医療費・医療手当 ②障害児養育年金(18歳未満)

 ②障害年金(18歳以上)、葬祭料

 ⑤死亡一時金(A類)・遺族年金or遺族一時金(B類)


【問題】予防接種後、他の種類の予防接種までに4週以上の間隔を置いたほうが良いのはどれか。2つ選べ。(108E35)

a 水痘

b 日本脳炎

c B型肝炎

d ムンプス

e インフルエンザ


解答、解説は2-12で

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