彼らと旅路を、共に。

BL+ファンタジー!どちらもものによってはとっつきにくいジャンルだと(個人的な感性ですが…)思うのですが、この作品はどちらの要素もバランスよくちりばめてあり、個人的にとても読みやすく、最後までしっかり読ませて頂きました。
繊細な心理描写、緻密な世界観設定、手に汗握るバトルシーン……どこを切り取っても、とても魅力的な物語です。
登場人物の方々はどこか未熟だったり、一見強い方でも欠落してしまっている部分があったりと、それでも傷つきながら、一歩ずつ前を向いて懸命に歩き出しているところがとても感情移入でき、登場人物たちと同じように笑ったり、彼らが苦しいときには苦しくなって、自然と涙が流れるシーンも沢山ありました。
第二部や番外編もあるとのことなので、引き続きFragment-memory of future-の世界にどっぷり浸かりたいな、とより思えました!
RPG風冒険ファンタジー、闇の中から光を探す物語が好きな方に特におすすめの作品です!