第3話 単細胞2

永美「ダメだ〜〜。死神に呼ばれてる〜〜。

誰かテスト免除してくれ〜〜。_:(´ཀ`」 ∠):」

そんな叶うはずもない願いをブツブツ言いながら、

昨日涼に罵られながらも手に入れた

窓側の一番後ろの席に突っ伏している永美に1人の少女が話しかけた。


?「おはよ!永美ちゃん。

お疲れだね。どうしたの?」

永美「あー昨日さ、翔……お兄ちゃんに課題テストの勉強で

矢刺死ー苦(ヤサシーク)沢山しごかれたんだよね………。

えっと…ゴメン。誰?まだみんなの顔と名前覚えてなくて…。」

永美がすまなさそうに言う。

彩生「あ、ごめんごめん。そうだよね。

私は冨田彩生(とみたいぶき)っていうの。

永美ちゃんの友達になれたら嬉しいなっと思って。ダメかな?」

そう言いながら彩生は少し首を傾ける。

永美「(うぉ~可愛すぎる!そんな顔で言われたら

断れるものも断れないじゃないか!(//∇//)\)

い、いいよいいよそんな事!

知ってると思うけど私は神水永美。

気軽に永美って呼んでね。」

彩生「うん分かった。私も彩生って呼んでね。

そう言えば、昨日チラッと聞いたんだけど

永美ちゃんの家って武術?やってるんだよね?」

顎の辺りに指を軽くあてながら彩生が聞く。

永美「まぁ、そうだね。(´∀`; )」

彩生はやはり、昨日の席決めの時の拳1発が怖いのか、

名前を呼び捨てせず、ちゃん付けで呼んでくる。

その事に1ミクロンも気付かない永美が

こめかみをポリポリと掻きながら答えると、

彩生は身を乗り出し、目を輝かせながらさらに聞いてきた。

彩生「えぇ!?スゴイじゃん!例えばどんな事するの?」

永美「えぇーっと…。詳しくは教えられないけど、

テロとか犯罪とかを未然に防いだり、

偉い人の護衛とか、かな……。」

永美が躊躇いがちに答える。

彩生「へぇ~!じゃあ、訓練とかするの?」

永美「まぁ、一応ね。 朝昼夜で、昼と夜は3時間ずつしてるよ。

平日の昼は無いけど。

毎朝6時半から朝練なんだけど、今日の課題テストで赤点取ったら

朝練倍だから、5時から訓練なんだよ? そんなの出来る気しないし、

私にとっちゃ死ねって言われてるようなもんだわ………。(c" ತ,_ತ)」


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異世界の裏切り者 京ちゃんぽん @kyoutyanpon

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