どの作品も奇抜で斬新な内容であり、いつも僕を楽しませ、そして困惑させてくれる。鮭さんの作品はただ面白いだけでなく、非常に考えさせられる内容だ。読んでいるうちに思考が崩壊していく。既存の概念は意味を失い、いっさいの頼るもののないところから手探りで進んで行かなければならない、そんな極限の状態まで連れていってくれるのが鮭さんの作品だ。
すごくぶっ飛んでいて、読んでいる僕も翔んで行けそう。
言葉選びのセンス、常人には思い付かない奇怪な発想、読めば読むほどに世界観が癖になる。なぜこれが面白いのか私は考えた。人の脳はストーリーを流し込めば無意識に予測する機能を持っている。文章の先にあ…続きを読む
マザーグースのような世界感。安倍公房のような不条理。リズミカルに綴られる文章。つい声に出して見たくなるような不思議な魅力がある。ただし、中毒性があるので、ハマりたくない人は二話まで読んでやめてお…続きを読む
ショートショートのため、簡単に読める。だが、作品の一つ一つが個性的で、時には人を食べ、時には豆腐を食べ、そして時にはタケノコを食す。食べてばっかりだな……。 読んでいて、何を伝えたいのかがさっ…続きを読む
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