消滅
「目を閉じるのが怖いんだ。」
あの子は言った。真っ暗の中に一人になる気がして、世界が自分を消そうとしている気がして怖いのだと。そんな筈ない、なんて言葉はきっと意味が無い。僕らは何処までも僕らでしかなくて、それでいて1秒後には僕らではなくなってしまう。だから、無責任な言葉で、君1人で消させやしない。
「じゃあさ、僕が隣にいてあげる。」
幻日に浮くは花か骸か 村瀬 蓮 @Naki_311
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