第11話調査2

助手:「博士、向こうの空でトキみたいなのがうろうろしてるのです。」


博士:「みたいとはなんなのですか?助手。」


助手:「色も形もどう見てもトキですが何か変なのです。」


博士:「双眼鏡で様子を見たいので持ってくるのです。」






かばん:「トキさーん?

トキさーん?


…どうしようこれじゃあ調査どころじゃないよ…」


(携帯の音)


かばん:「はい かばんです。」


医者:[調子はどうだ?]


かばん:「トキさんが急に消えちゃったんです。

先生もしかして何か知っ…



切れた」







助手:「持ってきたのです。」


博士:「まだあそこで回ってる…


背中しか見えないですが尾羽といい翼といい明らかにトキなのです…おかしいのは動きなのです…まるで魂が抜けたみたいな…

おっこっちを向いた…



助手:「博士

急に固まってどうしたのですか?

ちょいと貸すのです…

ひっ?!」


博士:「助手も見ましたか

あれを。」


助手:「はい

顔が目玉がいっこだけ…

まるで顔だけセルリアンになってしまったような


あれっ

どんどん近づいて…」


博士:「伏せるのです助手!!!!」








アルパカ:「なんか不思議なお茶になったねぇ

おいしぃ?」


サーバル:「この茶色い粉が山盛りじゃなかったら良かったかも。

変な匂いになっちゃった。

でもくりーむ?は美味しいよ!」


アルパカ:「茶色い粉かぁ…

これその粉の名前っぽいけど読める?」


サーバル:「シ…ナ…モン

昔のヨーロッパ?の人が欲しがったスパイスのひとつだね!!」


アルパカ:「スパイスぅ?!」


サーバル:「良い香りがしてお肉を腐らせないようにするのにも役に立つんだって!

ジャパリまんにも入ってるかもね!」


アルパカ:「ふわあぁぁ物知りになったねぇ!

私も人間の世界に行きたくなってきたよぉ!」


サーバル:「かばんちゃんの先生?に頼んだらもしかしたらいけるかもよ!

タブレットで連絡できるかもしれないからやってみるね。」


アルパカ:「本当ぉ?!

やったぁぁ!」


サーバル:「かばんちゃんがずっと前に教えてくれた…これが確か電話のマーク…

れんらくなんとかって所に先生って確か書いてあって…

これだぁ!!


あれ…?おかしいなあ。

この…電話…は使われていません…

かけられないって事…?

そんなー」


アルパカ:「もう一杯いる?

シナモン?が多過ぎない方」


サーバル:「うん!

時間かかってごめんね。」


アルパカ:「大丈夫だよぉ〜」


サーバル:「さあ…今度こそ…


かからなーい!

あーもう!!

うみゃみゃみゃみゃみゃ」(バンバンバンバンバン)


サーバル:「われたー!」








助手:「やっぱり…あれってトキだったのですね…」


博士:「気にすることはないのです。

助手が殺らなければ我々が死んでいたのです。」


助手:「トキって…元々剥製だったのですね…キンって書いてありますが…」


博士:「解析してる場合じゃないのです。

これはパークの危機かもしれないです。

島の長として早く対処しなければならないのです。」






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