正始年間
魏朝の統治に帰して已来、辺鄙な
郡に戻った
使節としての務めに始末を付け、
正始四年、邪馬臺から洛陽へ第二次となる朝貢使が発遣された。今度の使者は
さてこの頃、北方では、
正始六年になると、高句麗を後方からも突くという作戦が持ち上がる。
所がこの事件は、濊の南に接する韓人諸国に動揺を惹き起こした。そもそも濊は楽浪郡との関係も良好だったし、高句麗に食糧を輸出していたのも通常の交易に過ぎない。それでいて征討を受けるなら、次は我々が攻撃されるのではないか。韓人たちはそう思った。一方幽州では、韓人諸国との交渉を所管している帯方郡の規模が小さいのを不安として、辰韓の八ヶ国を楽浪郡の担当に移そうとする。それが韓人たちの間には何か誤って伝わったらしく、情勢は反って悪くなる。朝廷からは遠交近攻の策を執る様にとの指示が有り、倭人の協力を得る為、
黄幢は帯方郡まで届けられたが、海を渡らない前に戦端は開かれた。正始七年の夏の事である。韓人諸国の連合軍は、帯方郡の
黄幢はまだ帯方郡に在る。張政としては、これを早く難斗米の手に渡してやりたい。あの
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