誘い


 ゼノス=レアルという男の終焉。


 彼が生きた道は続き、それはアシュ=ダールが歩むこととなる。


 それは、


 遥かなる永久とこしえであり。


 永劫なる地獄である。


 果てなき終焉である。


 いつかきたる破滅のため。


 白髪の男は歩き続ける。


 さて、道は未来へと繋がっている。


 決して薦めはしない。


 彼は、まるで無限の螺旋を。


 歩み続ける愚者なのだから。


 進むのならば、


 覚悟をするといいだろう。


 僕?


 僕は彼の側に寄り添い、共に道を歩むもの。


 気にしなくてくれていい。


 僕はいてもいなくても、誰が気にするべくもない。


 道化とでも思ってくれれば。


 さあ、話が長くなってしまったようだ。


 進んでくれ。

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