色々な色 ④歴史を動かしてきた紫
色に関する
数ある色の中でも、紫ほど高貴さや上品さを感じさせるものはありません。
事実、紫は古くから格式の象徴として使われてきました。
12の
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
(諸説あり)
これ以前、役人の地位や職務は、生まれた一族によって固定されていました。どれほど優秀でも、小さな一族に生まれた人が高い地位に
対して
各人の地位は一代限りで、子供に受け継ぐことは出来ません。代わりに出世と言う制度が採用され、優秀な人はどんどん昇進していけるようになりました。
代表例が、
彼は小さな一族の
課長の子供だからと言って、無条件に課長になれるわけではありません。反面、能力によっては、課長の子供が部長、果ては社長に出世することも可能です。
今でこそ当たり前のシステムですが、当時としては画期的な試みでした。
とは言え、完全に家柄の呪縛から逃れられたわけではありません。
上の
また
さて歴史と紫の関わりと言えば、江戸時代に起きた「
お坊さんには
江戸時代も同様で、
しかし
ところが、朝廷が幕府の命令を聞くことはありませんでした。
一方的な宣言は朝廷、そして仏教界の大反発を招きました。特に
この一連の騒動を、先に述べた通り「
(https://kakuyomu.jp/works/1177354054880992614/episodes/1177354054881217721)
時の将軍・
また1615年以降に許可を得た僧侶に関しては、幕府に対する詫び状を書かせています。これにより、僧侶たちは
このように紫は、古くから権威の象徴として扱われてきました。
しかしなぜ、
無論、紫が上品で、深みのある色であることも理由の一つでしょう。
そしてまた同じくらい影響したと思われるのが、「手間」です。
長くなったので、今回はここまで。
色に
参考資料:色彩心理のすべてがわかる本
山脇恵子著 ナツメ社刊
週刊日本の100人 №19 聖徳太子
(株)デアゴスティーニ・ジャパン刊
週刊日本の100人 №46 徳川家光
(株)デアゴスティーニ・ジャパン刊
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