第6話べ、別に好きとかじゃないからね!

「はい!回復終わりましたよ。」


「あ、ありがとう」


やべぇなぁ。近くによってこられると凄い可愛いな。

 しかもいい匂いするし。

 うへへ、うへへへへ!


「ちょっとな、なにニヤニヤしてるんですか........」


 おっと、いかんいかん。

 久しぶりの美少女だったもんで。

 いや、別に女の子と話したことがないとかじゃないんだからね!

 ただ久しぶりだっただけなんだからね!

 べ、別に胸なんて見てないんだからね!

 僕は貧乳の方が好きなんだからね!


「あれぇ~もしかして照れちゃったの?」


「いやいやいや!女性経験豊富な僕がこれしきのことで照れる訳がないからね!」


「さっき5行も自分が女の子に馴れてないことを隠す言い訳をしていたのは気のせいかなぁ!」


 ば、バレてるとは!

 コイツ俺の思考が読めるのか!

 何回も言うけど可愛いんだよなぁ~


「国王、本当にこんなやつが俺の同期なのか?ならば私とは別のパーティーにしてくれ。」


「それは無理じゃな。今週召喚したのは君たち3人だけだから。」


 全く何だよコノヤロウ俺を殴っておいて一緒のパーティーがいやだとか。


「おいお前、わがままいってんじゃねぇよ。」


「貴様にお前などとは言われたくないな。俺は森本和也だ。和也と呼べ。」


「わ、私は西野香菜。香菜でいいよ。よろしくね。」


 香菜ちゃんと暮らすのはいいがあの衝撃破野郎とは暮らしたくねぇな。

 まぁ俺一人で生き抜けるとも思わないし仕方ないがパーティーに入れて貰うか。



 

 こうして俺の異世界生活が始まった。

 





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同期の勇者が強すぎる マステマ @Mastema

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