File.2 今日からここが!?

次の日。

「ここが篠懸警察署。今日から僕が働く場所……」

外から署を見上げる一人の青年。これからここで刑事として働くのだ。

もう一度言っておこう。ここで働くのだ。

こうして青年は篠懸警察署に足を踏み入れた。


一課にて……。

コンコンコン。

「失礼します」

一課の扉を開いた青年。しかしその青年の目に飛び込んできたのは、暗く、誰もいない部屋。

「あ、アレ?」

時刻は現在AM9:00。普通ならば仕事をしているであろう時間だ。

しかし、くどいようだが何度でも言おう。『ここは篠懸警察署である』ここではこの言葉で全てが済まされてしまうことを覚えておくように。

「はぁ〜あ。……サクヤか?」

と、頭にハテナを浮かべる青年の前に眠そうな男が現れた。リューゴだ。

どうやら奥の応接室で寝ていたらしい。……ということは昨日一件でここに帰ってきて仕事を片付け、ここで一夜を過ごした、という事だ。

ちなみに言っておくと、リューゴには自分の家はあるが(マンションのサクヤの部屋の隣)基本、ここが家だと思っておいた方がいい。

「ん?誰だ、テメェ」

リューゴが青年に気づいた。そして何故か睨んでいる。

「あ、あの、僕……今日からここに来ることになった林藤光彦りんどう みつひこです」

リューゴに睨まれて怯えながらも青年、ミツヒコは自己紹介をした。

「あぁ……例の新人か」

昨日とは違い、興味なさげである。

「その……他の方達はいないんですか?」

リューゴの他には人気のない部屋を見回しながら、ミツヒコは不思議そうに聞いた。

「そのうち来るだろ」

……なんと適当な。

「そう、なんですか……」

ミツヒコは全く納得していない。当然、これが普通の反応だ。決してミツヒコがおかしい訳では無い。

そこへ……。

「おっはよーん!リューゴ♡」

朝(?)からテンションの高いこの声はもちろんサクヤである。

「ん?」

そしてサクヤもミツヒコに気づいた。

「キミ、誰?」

「えっと……」

「あぁ!もしかして、リューゴの寝込みを襲って捕まったの?うーん、だとしたらそれは許し難い行為。リューゴの安眠を妨げた罪でタイホね。ボク、これでも刑事だから」

あーあ。勝手な妄想始めちゃったよ。リューゴを愛しているにも程がある。それに、刑事としてやっている事が間違っている。

と、そこに入るのがリューゴのげんこつ。

「オイ、テメェと一緒にするな。コイツは例の新人だ。昨日フミさんが言っていたな」

容赦のない一撃。一方的な愛のカタチとはこうなるのだろう。

まぁそれは置いておき。

「もー痛いなぁ。ジョーダンに決まってるでしょ?」

「テメェがしょっぴかれやがれ」

「あはっ、じゃあリューゴがボクをタイホしてくれる♡」

「……テメェもう黙ってろ」

懲りないサクヤに呆れるリューゴ。実際のところ本当の二人の関係が気になるところではある。

そして存在を忘れられて、目の前で起こっているとんだ茶番を見せられているミツヒコ。実にかわいそうである。

……そんなことをしているうちに、時間ガン無視の一課のメンバーが集まってきた。

「はよ〜」

「おはようございます」

「おはよう」

すでにおはようの時間ではないと思うが、ようやくみんな揃った。

(なんか、大丈夫かな……)

刑事には見えない彼らに不安を覚えるミツヒコだった。

ツンツン

「?」

そんなミツヒコのスーツの後ろを何かが引っ張った。ミツヒコが後ろを振り返ると、

「わっ!なんですかこの小さいおじさん!」

謎の小さいおじさん。

「やぁやぁ」

ニコニコしていてカワイイ……。そんなおじさんにミツヒコが驚いていると。

「オイ、その人はここの課長だぞ」

リューゴが言った。って、ん?課長?ってことはフミヒロだ。……小さいおじさんとは?

「え?こ、この人がですか!?」

今日一の驚き。そりゃそうでしょうよ。

この先もこの小さいおじさん=フミヒロが出てくるので先に説明しておこう。フミヒロは一課の課長として大事なことは頼りになるフツーの課長の姿をしているが、普段はなんでも「いいよ〜」と、簡単に通してしまう軽いおじさんである。その場合、このように小さくほっこりした姿をしている。区別をするためにこちらの場合はフミさんと呼ぶことにしよう。

「わ、えっと……すみません!それから、今日からここに配属された林藤光彦です。よろしくお願いします、課長」

「ハイハイよろしく」

軽い!ゆるい!そしてほんわか!……昨日の人とは別人だな。まぁ刑事たちがおかしいなら当然、その上司もおかしいだろう。

そんなことをしていると、他の一課の人の目がミツヒコに向けられた。

「お前さんが新人か。俺は佐藤拓。よろしくな」

「は、はい!」

「ボクは藤島大夢。若い者どうし、仲良くやろうね、ミッチー」

「(み、ミッチー?)よ、よろしくお願いします」

「アタシは田所優璃だ。よろしくな林藤」

「よろしくお願いします」

「安村幸司だよ。よろしくね、ミツヒコくん」

「はい、よろしくお願いします!」

とりあえず、4人の自己紹介はなんの問題もなく済んだ。はっきりいってこれくらいのことが普通に出来ない事の方が問題なのだが……。こんなことで問題になるのが篠懸という所だ。

何せ自己紹介が残っているのがあの問題児2人組だからな。

「ほら、リューゴ、サクヤ、お前らも自己紹介くらいしろ」

タクがこの一連の流れの中で勝手に違うことを始めていた二人に言った。

……自由人すぎるだろ、この二人。

「めんどくさいからタクさんやっといて〜」

すぐに返ってきたのはサクヤの返事だった。そしてこの男、ミツヒコを除けば一課では下から二番目のはずなのだが……。

まぁ、これは仕方ないで済ませておこう。何せこの男、元おぼっちゃまだからな。詳しいことは後々明らかになっていくだろう。

(えぇ……)

そんなサクヤの態度にミツヒコは若干引き気味だ。ま、当然だろう。普通はこんなこと許されないからな。

「何で俺がお前の自己紹介をしないといけないんだ。自分でやれ、自分で」

当然、タクの反応はこうである。

「えぇ〜もう仕方ないなぁ。花宮桜也、ヨロシク」

「は、はぁ……」

ミツヒコは呆れるばかりだ。

「ほら、次リューゴ」

タクが言った。

「……」

「早く!」

「……黒崎竜吾だ」

ようやく自己紹介をするリューゴ。ちなみに、シャイなのでは無く本当に自己紹介が面倒なだけである。

……そしてタク、大変だな。

(絶対に一緒に仕事をしたくないな……)

そんな二人を見てこう思うミツヒコの気持ちはもっともだ。しかし、その気持ち、フラグにしかならないであろうことは皆が思っている通りだ……。

「ところでフミさん、ミッチーって誰の下につくんですか?」

さてさて、気になっていたことを聞いたのはヒロムだ。

当然新人刑事は誰かの下について色々なことを学ぶ。ヒロムの一言でみんなの視線がフミさんに集まった。

「そこそこ」

『あ〜……』

フミさんが指したのは、リューゴとサクヤの方だった。

「え?ボクら?」

「はぁ……マジかよ」

どちらかというとそれはミツヒコのセリフだと思うのだが……。

(ウソでしょ!?)

これが俗にいうフラグ回収というものか?まぁそんなことよりもミツヒコの今後が心配だ。何せ、一課の人全員(リューゴ、サクヤ以外)がそう思っているのだから。


その後はみんなでミツヒコを質問攻めにしていた。その間、リューゴとサクヤは相変わらず自由なこと(仕事含む)をしていた。

そんななか、ミツヒコへの質問に気になるものがひとつ。

「ところでミッチー、あのテストは何点だったの?」

あのテストとは、警察学校から刑事になる時に全員が受けるとされている700点満点のテストだ。なんとも変わったテストで、本庁の刑事三人の前で一人ずつ受けるものだ。そして一番驚くべきは700点満点なのに400点とれたらかなりすごいと言われることだ。要するに、ものすごく難しい。そんなテストの話だ。

「え?でもそのテストの話って禁止なんじゃ……」

そう。このテスト、問題が流出するのを防ぐためとかナントカで、これについて話すことは警察組織全体で禁止されている。しかし……。

「あぁ、大丈夫だ。そのルールは篠懸ここでは気にしなくていい」

タクが平然と言う。コイツら、ルール無視も日常か……。

「で、どうなんだ?」

ユリも普通に聞いてくる。

「あっと……えっと……532点です」

迷ったあげく答えたミツヒコ。そして……。

『!?』

一瞬だけ流れたピリッとした空気。興味なさげだったリューゴとサクヤも手を止め、少し驚いていた。

「あ、あの……どうかしましたか?」

そんな一課の人たちにとまどうミツヒコ。

「いやぁ、あのテストでそこまで点を取った奴に久しぶりに会ったからなぁ」

今の一瞬が何事も無かったかのように答えたのはタクだった。

「そうですね。ここ最近、そんな点を取るような子はいませんでしたからね」

それに乗るようにコウジも言った。

「そうなんですか?」

先程も言った通り、このテスト、400点以上取れていたらすごい。それを500点以上。驚くのも無理はない。ミツヒコは意外とすごかった。

ただ……ここは篠懸警察署だということを忘れないように。

「あの、ちなみに皆さんは?」

あ、ミツヒコモもうルールのことは気にしないのね。

まぁここに来てしまった以上、ここのルールに合わせないときっと……いや、絶対にやっていけない。

「じゃあ低い人からいきます?」

ヒロムが提案した。

「じゃあここに居るので一番点が低いのは俺だな」

そういったのはタク。一番しっかりしてそうなのに一番点が低いとは意外だ。

「俺は652点だ」

はい、ここでもう一度言っておこう。このテストは400点あればすごいんだよ、すごいんだよ?それで一課で一番低い点が625点。既にこのテストの基準が分からなくなってきた。

「え……?」

驚いて言葉も出ないミツヒコ。しかしながら、ここまでまともな反応をしてくれる奴がいると、なんだか安心感がある。

「驚くことは無いぞ?ミツヒコ。ここにはそーゆー奴しかいないんだ」

タクが言った。

笑いながらそんなことを言っているところをみると、やはりここはおかしい。が、本当にそんなことを気にしていたらキリがないのだ。

「は、はぁ……」

この時点で既に次元が違うと感じているミツヒコ。だが、これは始まったばかりだ。

「タクさんの次はぼくだね」

そういったのはコウジ。

「ぼくは663点がだよ」

ニコニコしながらとんでもない点を言い出す。そしてそのあとも……。

「アタシは686点だ」

「ボクは695点!」

ユリとヒロムからもありえない数字ばかり出てくる。ヒロムの点数……。

「……みなさん、すごいですね」

間違えてはいけないのは、ミツヒコもすごいという事だ。ただ、ここでは他がすごすぎてそれが霞んでしまう……。

「驚くのはまだ早いって。ここにはボクらが足元にも及ばない人たちがいるからね」

「へ?」

これだけ見せられて、まだとんでもないことを言い出すヒロム。そしてら、ヒロムが指さす先にいるのは……。

「黒崎さんと花宮さん?」

リューゴとサクヤ。今までの流れを見てきてとてもそんな風には見えない二人。

しかし、タク、コウジ、ヒロム、ユリは口を揃えて言う。

「テスト700点満点中700点満点」

「天才的な頭脳で事件をスピード解決」

「おまけになんでも出来る完璧人間」

「それがこの篠懸で検挙率NO.1コンビのリューゴさんとサクヤさん」

おかしい場所で、おかしい人達が、おかしいことを言っているようにしか聞こえないが、この言葉は本当だ。一課の全員が認めているこの二人。かなりの実力があるようだ。

……と言われても、はっきり言ってまだ疑う点しかない。しかし、その後の四人の言葉を聞けば少しは(?)納得できるだろう。

『ただ、口が悪くて自由すぎるお騒がせNO.1コンビでもあるけど』

……少しは、ね?

まぁ、彼らの本当のすごさは事件があった時に分かると信じよう。今は何を言っても疑いの方が大きくなるばかりだ。このミツヒコみたいにね……。

「……?」

ほらね。だがミツヒコもこれからこの二人と一緒に行動すればきっと分かる。それがどれだけ先のことかは分からないが……。まぁ今はいいとしよう。

「ま、アイツらのすごさは実際に見ないとわからないよな」

タクは一応分かっていたようだ。

「普段はアレだが、一番学べることは確かだしな」

ユリも。

「そう、なんですか」

やはりミツヒコは疑っている。そりゃあそうでしょうね。

「大丈夫、大丈夫。何か困ったことがあったらぼくらもいるから」

コウジが優しく言った。とても頼りになりそうだ。

「そうそう。とりあえずミッチーは覚えることだらけだし、あの二人の下だからボクらを頼ってよ?」

「安村さん、藤嶋さん……」

テストのことは置いておき、一課の中に頼れる人がいそうで少し安心したミツヒコ。

とりあえず、何とかやっていけそうで良かった。

「おいリューゴ、サクヤ。お前達の下につくんだからここを案内してやれ」

タクが二人に言った。

「まぁボクたちの下につくなら仕方ないか。行こうリューゴ。着いてきてね、ミッちゃん」

「あぁ……」

「え、え、え?ア、ハイ」

二人にも一応ミツヒコを見る気はあるようで良かったと思う。ただし、振り回されるのがオチだろうが……。

そしてちゃんとミツヒコを連れて二人は出ていった。


残されたフミさんを含む5人は……。

「タクさん流石でしたね。あそこからの話の切り替え」

ヒロムが感心しながら言った。

「さすがにあのままはマズかったからな。実際、ミツヒコは何も知らないわけだからな」

タクは微笑しながら言った。

「正直、知りたくなかったです。まだ、ボクらと同じだった方が良かったのに……」

コウジは少し悲しそうだった。

「そうですね……」

ユリは大きなため息をついた。

「……監視役だなんて思わなかったっすよ」

ヒロムの口から出てきた監視役。これは一体何を表しているのか。少なくともここにいる人たちはその意味を理解している。そしてそれは彼らにとってあまり好ましいことではないようだ。

「昨日の言葉はこういう事だったんですね、フミさん?」

タクが言った。それは、「やってくれましたね」そう言っているようにも聞こえた。

「こればかりは仕方の無いことだからね。でもやることはいつもと同じだよ。何も変わらない。この件については私たちの問題だよ。何も無ければそれでいいんだ」

フミさん、いや、フミヒロは四人に言い聞かせるように言った。

監視役、私たちの問題。それらが何を意味するのかは全く分からない。ただこのおかしな警察署、鈴懸警察署があることには何らかの意味がありそうだ。

「あぁ、それと君たちのことだから心配はしていないけど、林藤君のこと、ちゃんと仲間として迎えてあげてね。何があるにしろ、彼は私たちの新しい仲間だから」

「分かってますよ、フミさん」

フミヒロの言葉にタクが答える。

何があるにしろ、の部分は置いておき、ミツヒコは今日から一課の一員。四人はこの新しい仲間を歓迎するつもりだった。

「では、私は用事があるので失礼するよ」

そう言ってフミヒロは一課から出ていった。

「さてと、せっかくミツヒコが仲間になったんだ。歓迎会でもするか!」

そう言い出すのはやはりタクだ。

「賛成!」

「賛成です」

「いいですね」

ノリノリのヒロム、ユリ、コウジ。

今回は主役がちゃんといるが、それでも飲みたいだけなのだろう。せっかくの歓迎会なのにこんな先輩ばかりでかわいそうだな、ミツヒコ。

「今日はリューゴも呼べよ?」

「じゃあボクが伝えときますよ」

「来ないって言ったら力づくで引っ張ってこい」

「……ユリさん、それは無いでしょ。ボクがリューゴさんに勝てるわけないじゃないですか」

「大丈夫だよ。今日はリューゴくんも来てるれるよ。大切な仲間の歓迎会なんだから」

賑やかないつも通りの雰囲気。さっきまでのシリアスな感じは一体どこへ行ったのやら……。

「じゃあボクは三人を呼んできますね」

「おう、頼んだヒロ」

そしてヒロムは三人を呼びに行った。


「そういやぁ、アイツらちゃんとミツヒコを案内出来てんのか?」

ふとタクが言った。

確かに、あの二人の態度を見ているとあやしい……。

「しかも花宮はいまだにこの署内でも迷子になるほどの方向オンチだぞ?」

ユリもはっと気づいたように言った。

というか、サクヤってそんなに方向オンチだったのか!!あれだけ天才って言われていて……。

「多分リューゴくんがいれば大丈夫だよ」

のほほんとそんなことを言わないでくれコウジ……。

「ま、そうだな」

「そうですね」

そんな適当な……。きっと悲惨なことになってるぞ……。


案の定、リューゴたちは……。

「次、シャワー室ね。こっちこっち!」

「違う、そっちは逆だ」

(だ、大丈夫かなぁ……。仕事以前の方で)

サクヤの方向オンチぶりに振り回されていた。案内する気があるのはいいんだけどね。つーかこれサクヤのせいで余計ややこしくなってない?

そんな様子を少し離れた場所から見ている者がいた。

「仲間、ねぇ……」

ヒロムだ。それも、恐ろしいほど冷たい表情をした……。しかし、それも一瞬。

「リューゴさん、サクヤさん、ミッチーの歓迎会やるんで戻ってきてください!」

すぐにいつも通りの声に表情。さっきのは一体なんだったのか?

「あ、ヒロたん!りょーかい!すぐ戻るね〜。行くよ、ミッちゃん!」

「え?あ、ちょっと花宮さん!?そっち逆じゃないですか!?」

サクヤ……署の中でさえ一人にさせておくのは危険だな。

「あれ?ねぇリューゴ、一課ってどっちだっけ?」

「……あっちだ」

「オーケー!行こ、ミッちゃん!」

「えぇ!ちょっと、花宮さーん!」

早くもサクヤに振り回されるミツヒコ。……頑張れ。

「あーあ、行っちゃった」

そんな二人に取り残されたヒロムとリューゴ。

ーーポンーー

と、リューゴがヒロムの肩に手を置いて言った。

「ヒロ、俺らも帰っぞ」

「……はーい!」

そして二人も一課に帰りはじめた。


さて、その後はもちろんミツヒコの歓迎会をした訳なのだが、お分かりの通り、彼らにとってのメインは飲むことなので、どうなったのかはご想像にお任せします。

まぁなんだかんだでミツヒコも楽しんでいた。


さて、ここまでミツヒコの初日を見てきた訳だが、一つ言わせてほしい。

テメェら仕事はどうした!?それでも刑事か!?


……完全に忘れていたが、彼らは刑事だ。鈴懸市の平和を守ることが彼らの仕事のはずである。

さぁ、これからこの篠懸で一体何が起こるのか。そしてヤツらはちゃんと刑事としての仕事をするのか。色々と先が思いやられるが……。

とりあえず今日一日で分かったことは、ミツヒコ、とんでもない署に配属されたな!ってところだ。

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×と〇はキョクジツのもと!?〜First.Season〜 歌川 玄龍 @utage

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