第131話 光と影と、はじまりと

にじむ歩道

斜めに伸びる木の影が

光に揺れて

黒く描いたしま模様

取り残された

雨が一粒堕ちてきて

震える草に

のぼりたての朝日が跳ねる

歩幅よりも

広いその等間隔に

弾む気持ちが

足下にまで溢れ出し

歩き始める

新しい今日の一日を

この場所から

描かれる光と影とともに

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