第132話 横断歩道と赤い傘
横断歩道白いところめがけて跳んで
赤い傘に跳ねる雨音とともに歌って
思えば随分軽やかに生きてたあの頃
見上げるたび優しかった青空に
雲に閉ざされ見えなくなる日があるなんて
そんなのいつの間に知ってしまったのだろう
なくしてしまったあのキラキラした毎日は
それでもきっとこの体の中に在るからと
重くなる足取りに言い聞かせながら
今日もまたどうしようもない闇を
この手で切り裂きながら行こう
目の前の道をあの日の横断歩道に重ねて
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます