第24話 孤独の呼び名

それを孤独と呼ぶのなら

人は皆凍えるその手を

一人でこすり合わせながら

震える足で立ちはしない


それを孤独と呼ぶのなら

どうにも止まらない涙を

両手でひた隠しにしながら

何でも無いと笑いはしない


それを孤独と知ったから

対極にあるぬくもりを

こんなに胸を痛めながら

求めて叫んでいるのだろう


それを孤独と知ったから

何もかもこの手でぶち壊し

どうにも止まらない涙を

両手で受け止めるのだろう

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