『長い経緯』完結の後書き、そして続編UP方法の再考察

 皆さんこんにちは、あさかんです。


 4年越しにようやく『長い経緯』が完結しました!後書きは本編にも書かせてもらったのですが、細かいことをウダウダ本編後に書いてしまうと、読後感にも影響するかと思い、本編後の後書きはさらっと終わらせましたのでこちらのエッセイに色々とウダウダ書かせて貰おうかと存じます。


 書き終えた後に自分で読み返した反省点としましては、やはりカメラの位置が遠い所ですね。カメラの位置が遠いというのは、ストーリー重視にし過ぎたため、主人公やヒロインの行動などを客観的に書き過ぎてイマイチ感情移入が出来ないと言ったところでしょうか。もう少しテンポを遅くしてでも深堀したり、キャラの挙動などを丁寧に書くべきだと思いました。


 まあ、ここら辺は自分がテンポを緩めないと決めてやったことなんですが、例えば人気漫画とかでも、一巻~数巻まではすごくテンポが良くて、ドンドンストーリーが進むのに、後半は一つの話で数巻使うくらいテンポが悪くなることが良くありますよね。


 私もそれにイライラするタイプだったので、この作品では最後までテンポ(作中の時間経過に対する文字数)を極力下げない方向で書いていました。それが悪い方にいっちゃったって感じでしょうか。まあ、物語がサクサク進むのでこれで良かったと思って下さる方も居ると信じておきます。


 頑張った点としましては、最後は総力戦として色々なキャラのクライマックスを描いたのですが、最後の最後で綺麗に主人公とヒロインのシーンで締めくくるというところをまあ、一応は書けたのかなというところです。


 ネタバレですが、クライマックスの途中で主人公とヒロインを結婚させてしまったので、そこを最終局面で一度リセットさせなければならないこともあり、ちょいと悩んだ部分があります。そこで幽霊さんたちに頑張ってもらいました。


 ついでに何でこのお話を書こうと思ったか?なのですが、ラブコメって主人公が理由なく好かれてハーレム状態の物語が多いですよね。それこそおっさん×JKものも多くて、結婚後からスタートしてただイチャイチャしている物語も本当に多いんです。


 本当は主人公とヒロインのイチャイチャを夫婦生活も交え4コマ漫画風に描きたかったのですが、まずはその『経緯』を『家族になるに至る』まで書いてみようと始めたのが切っ掛けと、ちょうどその時にニコニコ動画でサラリーマンが踊っている動画を見て、『この動画は実はたった一人の女子高生のために踊っている動画とかだったらめっちゃ感動するな~』とか勝手に想像してメイキングしたという経緯があります。


 そこから換算すれば、丸4年どころか丸9年くらいかけて完成した作品なんですよね。


 ということで、まあ、ようやく本当に書きたかった夫婦らぶらぶラブコメを書ける状態になりました。読者さんたちの要望もありますし、アフターを書くのは決定しているのですが、問題は本編に連ねるか、『長い経緯アフター』みたいに別作品として仕切り直しをするかです。


 これに関しては以前のエッセイで書かせてもらったように、別作品にするデメリットが大きいです。まず、完結したら埋もれるのは明白ですので本編がこれ以上伸びなくなります。アフターの方は今まで作品にフォローくださった数字や星の数がゼロスタートになるので注目されず当分PVが伸びることはないでしょう。


 しかし、心情的には完結マークを入れた作品を終わりの無いアフターを書くという理由で連載に戻したくないというのもありますし、『長い経緯』は家族になるに至るまでの、主人公が32歳の間の1年間の物語ですので、綺麗に終わらせたままにしておきたいというのが大きいところなんです。


 そこで取りあえずは別作品としてアフターを書いてみて、余りにも伸びなかったら改めて本編にくっつけようとか、卑怯染みたことを考えております。


 特にカクヨムリワードという収益化が始まっている現在はPV=お金ですから、ちょっとでも無駄には出来ませんしね。


 私なんか『長い経緯』がなかったら1年=3000Pt縛りに引っかかってしまって、永遠と換金できない状態なんです。


 現在の収益率からすると、一話当たり2000文字前後で、1PVあたり0.04円ですので、年間で75000PV達成しなければリワードが全て没収され一円にもなりません。月当たりでいうと6250、日当たりで210程度です。これは『長い経緯』がエタっていた期間は達成できていない数字なんです。


 まあ、色々と書かせていただきましたが、取り敢えず無事完結したことですので、今後は心機一転頑張りたいと思います!!

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