何故カクヨムリワードのアドスコア=PV数で平均PV単価にならないのか?

 皆さんこんにちは、あさかんです。


 今回は結構謎めいているカクヨムリワードのアドスコアについて考察してみたいと思います。


 公式発表ではアドスコアは広告表示の有効なPV数に対して作品の文字数などを考慮して補正したものとされております。


 すなわち、PV数を稼ぎたいがために多量の話数を少数文字によって構成させることを防止する役割みたいですね。


 すなわち一話あたり2500文字の作品と5000文字の作品ではPVあたりの単価もそれに比例して差が出るということでしょう。


 実際にどれくらい影響が出るのかは発表されておりませんが、前々回のエピソードでご紹介させていただいた通り、広告開始時の公式発表の平均PV単価が0.12円なのに対し、私が得ている作品の平均PV単価が0.065円なのでぶっちゃけ2000文字前後で一話を構成すると平均単価より半減してしまうということが解ります。


 ここで解るのが広告有効PV平均文字数が5000文字ということです。


 ではアドスコアとは何なのだろう?と思いますよね。


 私の11月分の集計では12351PVに対し、14047アドスコアと少しPV数をアドスコアが上回っており、獲得リワードが797で平均PV単価は0.065円。


 普通に考えるとアドスコアが文字数補正値ならば、アドスコア=PV数で平均文字数なのではないか?と考察できます。


 そして、つまり私の場合アドスコアがPV数を上回っていますので、補正値が+されたということで私の作品は全作品に比べ平均文字数より高いと推測しますよね。


 でも実際の平均PV単価に比べて私の作品はPV単価が半分しかない。平均単価をアドスコアで計算すると、1PVに対し2倍のスコアを出さないと1PVあたり0.12円に届きません。


 ううむ、何故運営は平均PV単価を補正値ゼロの1PV=1アドスコアで計算しなかったのか?


 それに、全作品の一話当たり平均文字数は5000文字も無いと思う……。


 この疑問を解消する考察が如何になります。


 恐らく補正値ゼロである1PV=1アドスコアが全作品の一話当たりの文字数の平均であることは多分合っていると考えます。


 私の作品の文字数から推測するに、全広告有効作品の平均文字数は1800文字程度。ざっと無作為に色んな作品を見たら大体この程度だと解ります。


 ならば、何故平均PV単価と平均文字数とがこんなに開いているのか?と考えますと、アドスコアの平均文字数は作品毎で集計しているのに対し、平均PV単価は全PV数で計算しているからなのでしょう。


 これも前々回のエピソードでちょこっと書いたかもしれませんが、一話あたりが5000文字で構成されている100万、1000万越えの超有名作品がひとつと、1000文字程度で構成されている100PV程度の人気の少ない作品を平均したら、平均文字数を作品毎に集計したら3000文字になりますが、PV数で計算すると、読まれているPV数の殆どが超有名作品になりますので、平均文字数は4990文字程度になってしまいます。


 つまり、作品数でみると私の作品の文字数は平均以上なのだけれど、実際に広告料の大半を稼いでいる一部の超有名作品の文字数が5000文字以上なので平均PV単価に遠く及ばないということが理論的に考察できます。


 まあ、小難しい言葉をダラダラ並べてしまいましたのでピンと来ないと思いますが、もっと簡単に例えられる例があります。


 サラリーマンの平均年収は440万らしいですが、大半の庶民は『いやいやいや、絶対にそんなにないって』『自分の知り合いをざっとみても、平均年収額を貰っている人なんていないからっ』と、こう思うでしょう。


 しかし、この平均年収は億単位で貰っている一部の超高額収入者が平均額を底上げしているので出ちゃった数字なのです。これを人別で年収帯によって算出すると、平均額は一気に下がるので大体庶民の皆さんが貰っている額に近づくのです。


 このように、カクヨム広告収入も一部の大半の超有名作品のPV数が平均PV単価に影響するので実感と実数に大きな開きが出ているのでしょう。


 

 今回も色々書かせていただきましたが、超有名作品が多い文字数ということを考えると、有名作品の作者になるには一話当たり5000文字程度の構成を身につけていくのが有効なのかも知れませんね。

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