カクヨムリワード(収益化)12ヶ月でポイント消滅の是非
皆さんこんにちは、あさかんです。
前回の収益化によるうんたらかんたらで頂いたコメントによりゲットしたポイントは12ヶ月しか有効でないと知って色々考えさせられました。
現在はもっとカクヨム収益化の参加者がおられると思いますが、公式発表での参加者は13000人らしく、この人数で計算すると恐らく一年間で最低換金金額に届かず13カ月目から毎月ポイント消滅する人が一万人ほど存在するのではないかと思っております。
まあ、それほどこの3000円縛りがキツイのです。
前回のエピソードでも言いましたが、3000円分のポイントをポイント有効期間の1年でPV数に変換すると一話あたり平均5000文字の小説で年間25000PV必要になります。
一話当たりの文字数を平均2500文字で作成されておられる方は年間で倍の50000PV必要になるんですよ。
ちなみにこの文字数に比例した1PVあたりの平均単価は公式が発表した平均単価と実際に私が得たポイントから計算していますのでおおよそ正しいと思います。
一話当たりの平均文字数が5000文字というのを『大半の作家はそんなに文字数いってねえよ』って思われる方がいるかもしれませんが、公式発表はあくまでもカクヨム全体の総PV数の平均単価であって、作品別で計算している訳ではありません。
つまり、日間数十PVで平均2000文字程度の作家が100人いても、日間数万PV稼いでいる平均5000文字の人気作家が一人いればPV平均単価の文字数はどうしても5000文字になっちゃうという理屈なんです。
話が逸れてしまいましたが、カクヨムで頑張って執筆しておられる作家さんのほとんどは日間数十ほどでしょうから、まずもってこのままいけば当初のカクヨムリワード全参加者13000人のうち1万人ほどはポイント消滅の危機を迎えるのではないかと危惧しております。
だって平均文字数2500文字で年間5万PVですぜ?そんなん無理に決まってんじゃん!って殆どの方が言うでしょうよ!
しかしまあ、愚痴ばっか言っていても仕様がないので今後のことを考察してみたいと思います。
ポイント消滅といってもあくまでも現在の返金可能金額3000円縛りがある現状が今年末まで続いたらのことです。いざ来年からポイント消滅が始まりますよーっていう段階で1000円縛りになるかも知れませんし、アルフ●ポリスさんとこみたいに100円単位でアマゾンポイントに交換できるようになるかもしれません。
もう少し違った方向のベクトルで考察してみましょうか。
もしポイント消滅を折り込み済みでカクヨムの運営さんが収益化を始めたとしたら、です。
私のザックリとした試算ではこのまま順調に行って消滅したポイント分の広告費がカクヨム自体の収益になるとすれば、月間で100万以上年間で1~2千万ほどになるのかな?と推測します。
カクヨムというのはそれ自体が直接収益を生み出すものではありません。あくまでもカドカワグループ全体のレーベルその他の利益から運営費をまわしてもらって活動できているものと言えるでしょう。
同じネット小説系サイトでもな●うなどはおそらくな●う発の書籍化で書籍化を打診するレーベルから直接利益をもらっているでしょうから、やはりカクヨムとは違うでしょうね。
カクヨムの書籍化はあくまでも同じカドカワグループからの書籍化ですのでカクヨムから書籍化したからといってレーベルから手数料を貰うとかは考え辛いです。手数料を貰っていても同じ組織からの利益横流しですのでやはりカクヨムが収益を生み出しているとは感じ辛いと思うところです。
しかし、来年度から消滅ポイントが実質のカクヨムの利益として計上できるのなら話は少し違ってきます。例えば今までカクヨム内で運営さんが色々な企画を考えても賞品などに必要な諸々費用をお上が与えてくれる限られた年度予算から捻出しないといけませんでしたが、消滅ポイントで得られる月100万円を運営が自由に企画費用として使用できるなら、今まで出来なかった様々な企画を実行できることになります。
例えば編集長プレゼンツでやっていたプライベートコンテストなんかも、今までは商品は編集長が自腹で本数冊とかしか物理的に不可能でしたが、極端な話、消滅ポイントから捻出すれば『優勝者には100万円贈呈』とかも可能になるわけです。
まあ、それもこれも『消滅ポイントがカクヨム運営の裁量で自由に使用できるお金』だったらの話ですけどね。
今度はちょっと捻くれた考え方をしてみましょう。
私は以前から高額賞金のコンテスト大賞は見せ餌の可能性があると述べてきました。例えば大賞は200万!とか極端に1000万とか大々的にアピールしても、結局のところ最初から内々で選出なしにしておけば実際にその費用を計上しておく必要はないですよね。佳作や特別賞でも書籍化はできますので、実質それを大賞に考えているコンテストをあるのではないでしょうか。
とある別サイトのコンテストなどでは『大賞が選出されない場合の賞金は下位の賞の賞金に全て分配します』と明言して実行しているものもありますので、実際にそれをしない、予定していないともなれば疑う人がいても仕方がありません。
それと同様でカクヨム収益化も『収益の大半は作家のもの』というイメージを持たせつつ、消滅ポイントをカクヨムの懐に入る様にしておいて実質は『半分は運営の活動費』と考えていたのかも知れません。
まあ、どのような考察をしようが先ほど述べたように実際に消滅の時期になれば低金額やそれ相応のネットマネー、各種景品に交換できるような仕組みになるかも知れませんし、それこそ収益化第二弾の『投げ銭システム』でポイントを使用できるようになれば『消滅するくらいなら好きな作家さんにポイントを贈呈しよう』となって消滅=運営の収益という構図はなくなります。
そう考えると『投げ銭システム』を盛り上げるために敢えて12ヶ月縛りをした可能性も大いに考えられるでしょう。
そりゃポイント消滅するのが解っていたらお互いブンブン投げ銭が飛び交うでしょうよ。投げ銭で得たポイントは12ヶ月後まで有効なので、ポイント消滅間近の作家さん同士で有効期間延長の為に同数ポイントを交換し合うなんてことも予想に容易いですね。
そうやって投げ銭に抵抗がない感覚を作っておけばどんどんポイントの交流が広がって行って、今までヤル気をなくしてエタっていた作家さんも『これだけ読者さんからお金を貰えたんだから書くしかない!』と再燃すること必須ですよ。
まあ結局どのような結果を辿ったしても私の初見ではカクヨム内の広告は読むにも書くにもそれほど気にならないように運営さんが頑張ってデザインしてくれています。
実際にふと思い返しても『あれ?広告ってどこに表示されてたっけ?』というレベルで実害はありませんし、最低換金額に届くような人気作を頑張って出すことができればその後の書籍化も近いと存じます。
カクヨム広告収益金がどのように使用されたとしても私はカクヨムは絶対にカクヨムが良くなるように活用して頂けるものと確信があるのも確かです。
今まで捻くれたことを言いましたがアレは『小説サイト運営がズッコイ場合』な可能性の話ですし、今までのカクヨムの活動を見ているとユーザーの顰蹙を買うようなことは絶対にしないと断言できます!
ということで今回は今まで以上に色々と書かせていただきましたが、どう転んでもカクヨムが今まで以上の素敵なサイトになることは間違いありませんので、皆さん自信を持ってカクヨムライフをエンジョイいたしましょう!!
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