カクヨム誰でも広告収入化に備えての前準備
皆さんこんばんは、あさかんです。
カクヨム収益化計画が発表されてから至る所で話題を耳にしていると存じます。私のエッセイでもここ最近はこの話題ばかりですね。
カクヨム収益化は2本柱ですが、既に今秋の実装が予定されている誰でも広告収入化に向けての前準備として色々アドバイスさせてもらえたらと思い、今回はこのエピソードで書かせていただきます。
まず、実際の収益率についてですが、既に広告収入化を実装しているWEB小説サイト『アルフ●ポリス』を参考に、収益率を考察してみました。
そのサイトはPV数が表示されませんので、何も証拠の無い感覚的なものでしかありませんが、1PVあたり0.05円程度の広告収入ではないかと推測いたします。
もちろんコメントやお気に入りの数も影響するものだと思いますが、PV=広告表示回数ですので、主にPV数が直接の収益率に関わってくるのは間違いないと思います。
カクヨムでも恐らくは同程度以上の収益率を設定してくるでしょう。私の予測通り1PV辺りおよそ0.05円だとすると、総PV数が1万で500円の収益となります。月間総PV数が1万回ってようやく月500円ですので、普通に考えると馬鹿らしいと思われる方も多いかと存じますが、正直そんなもんです。
yo●tubeなどの動画サイトでも似たようなもんでしょう。ユーザー数の規模の違いはありますが、それでも動画サイトなどは広告収入だけで一般サラリーマンより遥かに稼いでいる方も存在します。
そういった方たちはひとつの動画だけで稼いでいる訳ではなく、毎日複数の動画をUPして大量にある動画の広告収入をかき集めて大金を得ているのです。
それに習えば、カクヨムの広告収入で多くの金額を稼ごうと思うと、やはり毎日エピソードを更新したり、多数の連載作品を同時に書き上げる必要があると考えます。
そうなってくると執筆速度がモノを言うでしょうね。
私はカクヨム誰でも収益化が始まると、今以上に読者の多いジャンルを書く作者が増えてしまう懸念があると以前のエピソードで書かせていただきましたので、決して推奨するわけではありませんが、あくまでも広告収益を上げる最適な方法として今回私が考察したものを述べさせていただきます。
まず読者の多い異世界ファンタジーを書く。これが一番儲かり易いのは間違いないでしょう。仮にSFジャンルで勝負するとなれば、運営が10倍以上の補正値でも掛けなければ話にならないレベルだと思います。
次に話数を多くすることも重要かと思います。流石に一文節のエピソードなどは運営が収益率にマイナス補正を掛けるでしょうが、基本1ページ=1広告、1PV=1広告になると考えますので、1万文字の1話完結が1PVのところ1000文字で10話分割すると10PVになりますので、文字数による補正がなければ単純に10倍の収益となります。
運営が文字数にどういった補正を掛けるかは不明ですが、恐らくは1話当たり1000文字~2000文字が一番効率的になるのではないでしょうか。
あとは如何に長い話が続けられるかも大事だと思います。これは書籍化タイトルでも同じですが、1巻完結の10万部売れる作品よりも1巻あたり3万部しか売れなくても5巻まで続編が続いている作品の方がシリーズ累計発行部数では上を行くという理屈です。
もちろん1巻と5巻では作業量が違いますが、書籍化作品とWEB小説の広告収入は大きく異なる部分があります。売れた1冊の本は何回読み直しても収益が増えることはありませんが、WEB小説は同じ人が繰り返し読み直したらその回数だけ広告収入が増加します。
つまり長く続いている作品ほど最初から読み直してくれる機会が増え、その分収益に繋がるというわけです。
異世界ファンタジーで言えばストーリーをサクサク進めていくとそれだけ早く結末が近づいてしまいますので、物語が平淡にならない程度に日常的なシナリオやサブストーリー、幕間、回想などで話数、文字数を水増しして長編化させるのも収益増加に繋げる技術だと存じます。
そして広告収入化が実装される秋頃までに作品の地盤を固めておくのも大切ですね。連載開始からいきなり多くの読者を会得するのは至極困難です。安定した日間PV数を確保するためにも、実装開始日までに作品フォローをしてくれる読者さんがある程度増える程度までには更新を進めておいた方が収益にもモチベーションにも繋がるかと思います。
今回も色々書かせていただきましたが、今回はあくまでも『効率的に収益を出す最適な方法』ですので、物書きとして決してそういった作品作りを推奨しているわけではありません。むしろ私自身は広告収入を効率的に得るために自分の作品作りのスタイルを変えるのは正直抵抗があります。
無論それらの善し悪しも人それぞれだと存じますので、ストイックに広告収入を得たいと思われる方は是非是非参考にしていただければと思います。
書籍化で利益の出る作品を日々探しているレーベル編集者の方々も、広告収入が多い作品というのは一つのステータスとして評価することは間違いないでしょう。
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