おっとー、まさかのカクヨムでもみんなプロ作家化!!


 皆さんおはようございます、あさかんです。


 世間の話題では新元号の令和一色でありましたが、カクヨムでもビックニュースが舞い込んできました!!


 ちょうど私がアルフ●ポリスのインセンティブ制度(誰でも広告収入)の調査を行っているのは直近のエピソードを見て貰えば解ると思いますが、カクヨムでもまさかの誰でも収益化を実装予定だそうです。


 以前からWEB小説では作家が収益を得られる方法としてWEB小説の書籍化というのがあります。しかし、これは束になった白い素麺そうめんの中に入っている一本だけのピンク色の素麺のようなもので、数ある作品群のなかで実力と運そして実績などの全てを兼ね備えた物だけが得られるものなのです。


 その点において、今回のカクヨムが発表した今秋実装予定の広告収入と検討中の読者が直接お金を払うシステムは金額の大小はあれどほぼ確実に誰でも収益が上がるものとなります。


 以前に申し上げた通り、私は1円でも収益があがるとそれはプロと言っても良いと考えておりますので、すなわち0PVが永遠に続かない限り『誰でもプロ作家になれる』というわけなのです。


 それではカクヨムが発表した導入予定の収益化の内容を詳しく見てみましょう。


 まずは、今秋導入予定が決定している広告収入です。以前のエピソードでも述べておりますように、これはアルフ●ポリスというWEB小説サイトが『インセンティブ制度』という広告収入化を導入しておりますので、これとほぼほぼ同様のものとなるでしょう。


 この『インセンティブ制度』は現在カクヨムで私が執筆している『長い経緯』を転載して調査しており、丸1ヶ月が経過しておりますので詳しくご説明できます。


 これはサイトの中に他社の広告を入れることでそのサイトに広告収入が入り、それを作品毎の人気やPV数に応じて配分する制度です。アルフ●ポリスに関しては現在全ての広告収入を100%作家に還元しておりますので、インセンティブ制度に賭ける思いは生半可なものではないと存じます。


 そして、気になるのは実際に入る収益の金額だと思いますが、3/1から転載を始めた『長い経緯』では3月一杯の実績でおよそ300円程度になるでしょうか。4/1から始まるコンテストにも参加しており、読者投票期間の1ヶ月はポイント10倍になりますので、4月では3000円程度となりそうです。


 しかし、これは『ライト文芸』という比較的マイナーなジャンルでの数値ですので、アルフ●ポリスでの有力ジャンルの異世界、大人向け恋愛の上位組では通常期間でも月当たり1万近く、ポイント10倍では10万いくのではないか?というほどの数値が実際に出ております。


 絶対にしないですけど、『長い経緯』でさえ、カクヨムでの公開を止めて、追いかけて下さっている方の一部でも流れ込んで来れば、ランキングでの相乗効果と重なって半年くらい経過すれば収益が数万に及んでもおかしくなさそうです。


 カクヨムでの実装の還元率や広告数はまだ不明ですが、サイトの規模共にアルフ●ポリスと同等以上であれば、人気ジャンルのタイトルを複数同時連載している作家さんなどは広告収入だけでもそこらのバイトよりも多く稼げるようになるかもしれませんね。



 次に検討中の読者が直接、作者及び作品にお金を支払うというシステムですが、これはyo●tubeという動画サイトの『投げ銭』に近い形になるのではないかと存じます。


 すなわち『おひねり』ということですね。カクヨムが1円1ポイントのカクヨムポイントを販売して、そのポイントを読者が好きな作者、作品に贈呈するという形がオーソドックスと言えます。ポイントを貰った作家は広告収入と合わせて1000円~で銀行振込(手数料は50円程自腹かな?)されることで実際にお金が手に入る感じだと思います。


 しかしこれも検討中なので、これから作者読者双方から寄せられる意見などでガラリと様変わりしそうです。


 特に有名作品であれば、例えば2章以降は課金必須の完全有料作品という形などをつくれば、それこそその収益が書籍化で得られる金額を越えるようなことになってもおかしくないかもしれません。


 まあ『カクヨム』というネーミングに『誰でも(無料で)書けて、誰でも(無料で)読めて、皆が交流し合える』という意味合いが強く込められていると感じられることから、どれだけ強い要望があったとしても完全課金化を設定できる機能を導入することはしないでしょう。私もそこまでいくのは反対ですしね。


 お小遣いで趣味を楽しんでいる学生さんでも無料で気軽に読めて広告にて作者に還元する。趣味に当てられるお金に余裕のある社会人の方は惚れ込んだ作品や作者に気持ち程度の投げ銭をしたり、超お金持ちの方がその作者のパトロンとしてドーンと札束を積んであげるのもいいでしょう。


 

 今回も色々書かせていただきましたが、小説出版最大手の企業が集結するカドカワグループが作ったカクヨム『誰でも収益化』に舵を切るということは、現在WEB小説サイトの頂に君臨している小説家になろ●を本腰を入れて叩き落そうという気構えであり、後続に続くサイトには一切の追随を許すつもりはないということでしょう。


 そして確実に言えることは、もはや今後『誰でも収益化』を実装していないサイトには生き残る術が無くなるのは断言できるということです。

 

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