文章力をそれほど気に病む必要はない?
皆さんこんにちは、あさかんです。
プロの方や他の方の作品を見て、自分の文章力に自信がなく落ち込んでおられる方も多いのではないでしょうか。
私はまさにソレです。
私はカクヨムでWeb小説を書かせていただくまでは、殆ど小説というものを書いたことはありませんでしたし、キチンとした文章の勉強もしたことがありません。
さらに言えば、漫画は山ほど読んでいましたが、小説のような活字主体の物語も余り読んでおりません。
その関係か、未だに三点リーダーの使い方を間違えるし、!や?の後にスペースを空けるというルールもガン無視しております。
以前はそれに悩むこともありましたが、しかし今ではそれほど気にすることは無いのかな?と思っております。
プロを目指すのには文章力を磨くのは大切ですし、編集の方の目にとめてもらうにはドンドン向上させていくことに越したことはありません。
しかし、自分の文章力の自身の無さから書くのを止めたり、連載を中断したり、コンテストに応募するのを諦めたりする必要は全くないと考えます。
自分の慣れた文章の書き方を思い切り変えたりする必要なんて無いと私は思っております。
勿論、明らかな言葉遣いの間違いや、基本的な誤りを正すことは必要です。
常に会話文の後に『~は言った』が連発したり、地の文で『~した。』『~やった。』『~あった。』みたいな過去系で終わる切り方が連発したりすると、文章力云々の前に読み手に違和感を与えてしまいます。
他には1シーンの間で一人称と三人称が突然切り替わったり、キャラの視点が混在していたりするのは読者にとって凄く読み辛いです。
ですが、読者への読みやすさの配慮さえキチンとしていれば、それ以上のことは自分らしさの文章として認めて良いのではないか?と考えます。
私もそうですが実際に過度な地の文を嫌う読者もいますし、文章の表現力より台詞の熱さやストーリーの盛り上がりなど、シナリオの部分に好みを持つ人もたくさんおります。
以前のエピソードでも書きましたが、会話文だけの小説でも、読者にはしっかり物語の世界の情景や、登場キャラの人となりを想像させることができますし、それが大ヒットした作品もあります。(会話文だけで全てを表現するテクニックが必要だと言われればそれまでですが💦)
ただ確実に言えることは、どんな文章であっても全ての読者に好感を持たすことは不可能に近いのです。
漫画で例えると、手の込んだ劇画風のタッチが好きな人もいれば、四コマ漫画の緩い感じが好きな人もいますし、繊細でリアルな感じが好きな人もいれば、ディフォルメされたものが好きな人もいます。
名画で例えると、後期のピカソなんて名画と知らなければそれを芸術的と感じない人が殆どではないかと存じます。
つまり、自分が書く文章を自分が好んでいるのであれば、必ず自分と同じ感覚で好きになってくれる人が存在するのです。
Web小説はいつでも誰でも気軽に読めますので、中には自分の文章にケチをつけられ凹んでいる方も居られるかも知れませんが、そんな時はその人には自分の書く文章表現が合わなかっただけだと思って、気にしない方が良いと思います。
あくまでも私感ではありますが、今のWeb小説の市場では比喩的表現や何やらを存分に使って念密な文章で書き上げるよりも、少ない文字数で解り易く、読みやすく表現するほうが好まれるような気がします。
例をあげると、
「大好きです」
彼女の目尻から溢れた透き通るような涙がこれでもかという程に紅潮した頬へと止めどなく流れていたが、それでもその満面の笑みこそが彼女の気持ちの表れであり、恐らくはそれが想いの全てなのだろう。
と、ごちゃごちゃ書くよりも、
「大好きです」
彼女は微笑んだ。
と、書いてあった方が少なくとも私は好きです。
余談ではありますが(笑)
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