タイトルなんて後々はそっちのけでも良いんだという考え方


 皆さんこんにちは、あさかんです。


 ここ最近、このエッセイの更新が連続しております。何となく何かしらUPしていたら私の存在が忘れられることがなくなるのではないか?という女々しさ故です。


 さて、今回このエピソードを書かせていただいたのは、タイトルと大まかな柱となるネタが見つかったのは良いが、そのコンセプトでは長編として続けるのは難しいと悩んでいる人もいるのではないか?というところにあります。


 私もそうです。ネタはいくらでも思いつくのですが、一本、起承転結をやってしまえばその後人気が出たとしても続けられないや、だから書かないと投げてしまうことが多いです。


 でも、実際は別にそれほど気にする必要はないんですよね。


 実際に人気漫画では、初期コンセプトをどこかに忘れてしまった作品は多いです。


 幽遊●書や遊●王などは主たる例ですね。


 前者はラブコメ、後者は様々な遊びを楽しむ物語でしたが、人気が出た後は、バトルもの、カードゲームに命をかけるために生まれてきた存在というように、初期のコンセプトはどこにいったのだろうか?という感じです。


 これはスポ根物語だったはずなのに、後々全然そのスポーツをしていねえじゃねえか!というレベルです。


 しかし、初期のタイトルやコンセプトが物語の柱から外れたからといっても、それが物語の面白さを左右するわけではありません。


 読者は魅力あるキャラクターたちが紡ぎ出す新たなストーリーにワクワクしているからです。


 つまり、初期のコンセプトやタイトルは当初構想していた起承転結にさえ一貫していて、その第一部で綺麗に纏まっていたら、後はその世界観や出来上がったキャラクターを用いて別のコンセプトで物語を進めても多くの読者やファンからすれば、さほど問題にならないのです。


 もちろん、一貫して初期のコンセプトを全うしている作品もあります。


 ソード●ートオンラインなどは凄いと思います。


 『命を賭けたゲーム』というコンセプトを常に全うしており、そのゲームから無事抜け出して、ヒロインを救い出した後も、『命を賭けたゲーム』のコンセプトに従って長くストーリーを続けています。


 賛否両論かも知れませんが、しかしこれも『命を賭けたゲーム』というコンセプトがなくなったからといって、多くのファンが読むのを止めるなんてことには決してならないと思います。


 無論、それに苦言を呈する人は必ず存在するかとも思いますが、多くの読者はその世界観で主人公やヒロイン、そして魅力あるサブキャラなどが活躍したり、日常的なやりとりしていることでさえ面白さを感じるようになっていると存じます。



 詰まるところ、タイトルやコンセプトは魅力あるキャラクターたちを作り出すきっかけ程度に考えて、そのキャラクターたちが生き生きと動き出せる場を作ってあげることを念頭に考えて、物語を進めるのも一つの手ではないでしょうか。



 同じ思いでネタをお蔵入りしている方がおられましたら、是非参考程度に頭の片隅にでもおいていただけたらと存じます。

 

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