『気取るな』危険!!書き慣れた頃に起きる罠


 皆さんこんにちは、あさかんです。


 このエッセイを更新するのは4ヶ月振りになるでしょうか。お久しぶりですね。


 今回このテーマで書かせて頂くのは、まさに自分がこの状態に陥っているからです。


 皆さまは自分が初めて書いた長編小説の熱量を次回作以降に感じられなくなることなどはありませんか?


 私は2つ目の長編である『プリースト』が更新できなくなったのはこの状態だからなんですよね。


 どうしても書くのに慣れてきている分『こういう風に書かなければいけないと』思い込んで、キャラがブレない、どうしても『気取ってしまう』、変に落ち着いてしまっていてつまらない。


 最初の頃は設定や構成を事前に練っていても、書き慣れていないからか、キャラが事前に考えていた内容を無視して動いてしまい、執筆している私自身がそれに動かされてしまい、それでも自分がキャラを何とか制御して動かそうともがいているうちに、泥くさくて、青臭いドラマが生まれることが多々ありました。


 そこら辺にイキイキとしたキャラの動きが生まれたり、予想できない波乱や心に刺さる台詞などが予想もせずに出てきたりしました。


 しかし、ある程度書き慣れた今は事前に構築した設定や内容へ容易に落とし込めるようになった反面、自分がキャラを制御している分『如何にも言いそうなことしか言わないキャラ』や『如何にもやりそうなことしかやらないキャラ』になってしまい、端的にいうと全体的にどうも『気取ったもの』になってしまっているのです。


 レベルは全然違いますが、自分の好きな漫画や小説とかでも似たようなものを感じないでしょうか?


 デビュー作に感じた作品の熱量が次回作以降に感じられない。


 確かに内容や設定は面白いんだけど、どこかこじんまりしていて心揺さぶられるものが無い。


 総じていえば妙に『気取っている』



 クールなキャラが想定外に感情的になっても良いじゃないか。


 ずっと優等生キャラだった登場人物が言いそうにもないおバカな台詞を言っても良いじゃないか。


 満を持して登場したスーパーヒーローがのっけから苦戦しても良いじゃないか。


 本当に共感できる何かは予定調和から外れたブレッブレなところにこそ生まれるのではないだろうか?


 

 なので私はどんなに粗が少なくとも『気取った作品』になるくらいなら書くのを止める。


 

 皆さんはこのようなことを感じた経験はありませんか?


 現段階では効果的な対処法を見つけてはいませんので、良い方法をご存知の方は是非ご教授お願い致します!!  

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