奇跡最終章『あさかんの書いた文章に金銭的価値が付くに至る長い経緯』
みなさんこんにちはあさかんです。
WEBコン2落選からニコ動広告で爆発的にアクセスを伸ばした『~長い経緯』の作品ですが、私にとっての奇跡の流れを皆さまに結構読まれているようでして、とても嬉しく思います。
そして、それが……ですね、本当に奇跡が起きちゃったんですよ。
と、その前に……以前のエピソードでは『諦めなければきっと奇跡は起きるんだ』と書かせて頂きましたが、まず初めに改めてその流れを説明させていただきます。
『~長い経緯』は私がカクヨムに登録して初めて書いた長編作品です。もちろん思い入れもかなり強いです。
当たり前と言えば当たり前なのですが、WEBコン2には落選しました。そりゃそうですよね、そんなに簡単に受賞できるのなら世の中は作家だらけになってしまいます。
分岐点は落選後なのです。
趣味で小説をUPされている皆さまも同様に落選作品をそれからどう扱うか悩まれると思います。
私もそうでした。
落選した作品の続きを書くのに意味はあるのか?
それは必ず頭によぎる問いではないでしょうか。
私の場合は趣味作家ですのでコンテスト受賞への思いがそれ程なかったのもありますし、なにより『~長い経緯』にコメント下さった内容が凄く心に響いていましたので、趣味作品として続けていきたいと思いました。
もちろん、落選作品を続けるとなれば、新しいコンテストの作品執筆の時間が無くなってしまいます。カクヨムはかなりの頻度でコンテストがありますので、少しでも受賞の可能性を考えるなら落選作品の続きを書くより新作を書くのに充てるのが効率的でしょう。
でも、頂いたコメントのなかの『続きが読みたい』というのを見ていたら、やはり私の中でももちろん『続きが書きたい』
結果、落選後に3章をUPしている途中でニコ動で宣伝していただき、爆発的にアクセスが増加したという、その奇跡を以前にこのエッセイで綴らせて頂いきました。
『~長い経緯』を書いてちょうど一年。
私にとっては最終章ともいえる更なる奇跡が起きたのです。
それは、『~長い経緯』を読んでくださった業界の方から、新作を書いてくれませんか?というオファーを頂いたのです。
本が出るというわけではありませんが、それはスマホアプリへの小説執筆の依頼でした。
そのことをエッセイにしても良いという許可を頂きましたが、細かいやりとりはNGとのことでしたので、そこは省いて書かせて頂きます。
カクヨムからの導線で運営関係者以外の他人から連絡を受ける手段はひとつしかないので、お察し頂けると思いますが、それは職場の昼休みに届いた一通のメッセージでした。
もちろん当初は半信半疑です。
ですので、最初は差しさわりのない返事をしていたのですが、一度お話ししたいとことでしたので、結果映像チャットでお話しさせて頂きました。(都心近郊なら直接会いたいと仰っていただいたのですが、なにぶん私は四国のド田舎に住んでいますので)
その時私は出先だったということもあり、突っ込んだ詳しい話はお聞きできませんでしたが、とりあえず一本短編を書いてみるとお返事しました。
あちらの方も実績のない私への依頼ですので、とりあえず短編1本をUPしてみてから様子を見たいことは間違いないと思いますしね。
それから1週間の後、更に1週間くらいの期間でプロット提出から改稿1回で稿了頂き、約2000文字の短編を納めました。
ちなみに出来立てホヤホヤの小説アプリですので、作品数が少ないこともあってか、UP直後は良い感じのアクセスだと仰って頂き、私にとってはまずまず満足なデビュー戦となりました。
ただ、結果が全てな感じがありましたので、内心ヒヤヒヤものでしたが、続けて次回作をやるなら複数話でもOKとのことでした。あの時に胸を撫で下ろした感覚は今後も忘れられないでしょう。
と、これまでは(執筆依頼そのものが)半信半疑の状態が継続していましたが、ちゃんとスマホアプリにも表示されており、その分の執筆料の請求書を提出しましたので、ようやくちゃんとした依頼を受けたのだなと実感できるようになったことからこのエッセイに綴らせて頂きました。
ちなみにその小説アプリは『CHAT NOVEL』というスマホアプリでして、恋愛作品で『軟弱で悲観的な森本くんが難攻不落過ぎる』という短編タイトルを「あさかん」という名義で現在UPさせて頂いております。
なんか宣伝みたいになってしましましたが、私が今回書きたかったのは『~長い経緯』という作品に起きた奇跡の顛末のことなのです。
私にとっての初めての商業的な執筆依頼は、落選作品の『~長い経緯』に頂いたコメントによって続きを書こうという気力を貰い諦めずに書き続けたことで起きた奇跡なのです。
最後にもう一度言わせてください。
自分の最初の作品って思い入れが強いですよね。
でも、コンテストに落選したら『やっぱこの作品はダメなのかも?』って思っちゃうのは当然だと思います。
でも、10万文字以上も書いたということは、少なくとも自分は面白いと思って執筆していたのは間違いありません。
そして、その作品を応援してくれている人が、面白いと思ってくれた人が、続きを読みたいと感じてくれた人が少なからずいるはずです。
だから、コンテストに落選したとしても、
それでも、
それでも、諦めずに書き続けていれば。
必ず奇跡は起きるんだ。
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