オリジナリティとは。
「守・破・離」という言葉がありますが…
カレーで例えるとは上手いです。
私は、わざとテンプレの逆をやったり
テンプレを一部禁止にして独特の状況を作るのが好きです。
それとルビに漢字って使えるんですね!驚きました。
作者からの返信
いのう様
コメントありがとうございます!!
カレーで例えたのは、ひとえに『こういうのが読みたい』と思っている読者に全く別のものを提供するのは市場を無視することに繋がる、と伝えたかったからです。
ルビは万能ですぜ!
方言に標準語の説明を入れたり、『……』のルビに文章を入れることで小声を表現したりと、色々活用できます!!
これ、Web市場がカレー好きで構成され、「別の場所」に別の巨大市場が形成されてしまっても、井の中の蛙でカレー界隈では気付くことさえない人まで出てくる、という事を、苦言を呈している人々は言っているのですよ。
で、かつて2ちゃんねるという場所が非常に隆盛を誇りましたが、いつの間にか廃れ、規模縮小を余儀なくされたわけで、こういう事態がいつ起きるか解からないわけです。消えてしまうわけではないけどビジネスにならない規模にまで縮小しましたよね、2ちゃん。影響力としては壊滅状態です。
その事態においては、消費者はカテゴリごと切り離す、という事をお忘れになっていませんか。すでにインスタという次世代が成長してきてますしね。
SNS時代が終わり、インスタ時代が到来するのかも知れませんよ。つまり、Web文字文化の衰退期に入った可能性ですけど。
昭和とかの、演歌や歌謡曲が懐メロとしてそれなり現在でも影響力を保っているのは、規模が桁外れだったからですが、今、なろう小説とか言われている小説界の異端児のニーズの規模が問題なわけです。これが大きいなら懐メロ化して生き残るでしょうが、そうでないなら表舞台からは消えるでしょう。
作者からの返信
柿木まめ太様
コメントありがとうございます!!私はこういう議論が大好きなので凄くありがたいです!!
実は私自身テンプレが大の苦手で実際日帰りファンタジーコンテストで初めて異世界ものを書いた時もかなり抵抗がありました。
結局、このエピソードも自分自身に対するアンチテーゼだったんですね。『井の中の蛙でカレー界隈では気付くことさえない人まで出てくる』に関してはまさにその通りだと思います。
ただそのことに対して反面、不毛だと思える部分にやきもきすることがあります。
例えば意地でもガラケーを使っている人に「スマホの方が便利だよ」と言ったり、「ネット通販の方が安いよ」と言っても買い物は必ずお店で買い物したり、「格安SIMがめっちゃ安い」と言ってもメインキャリアじゃないと嫌だと言ったり、他人に井の外の魅力を伝えても総じて見向きもしてくれないことが多いです。
その点で現状このカクヨムでも異世界テンプレものに読者が多く書籍化も多いなかで読者に別の方向性を提示しようとしても中々うまく行きません。
結局、読者が売れ筋路線のが本を買って面白いと言っている以上は井の中がメイン市場なんでしょうね。
しかし、時間が掛かるもののいずれは流行が別の場所にシフトしていくと思います。でも、それにはインスタのような井の中の人たちにも見てもらえるような強力なHITタイトルが必要ですね。
カレーの例えは秀逸だと思いました。
「斬新なカレー」や
「今までにない新しいカレー」とうたっても
両方とも国民食になっている、ド定番なカレーですものね。
かといって、全く新しいハヤシでもシチューでもカレーでもない何かを作り上げたとしても、それはきっと受け入れられない。
食べ物かどうかも疑われてしまうかもw
もしくはハヤシやシチュー、カレーの近似値にならざるを得ない。
「あ、どこどこのカレーっぽい」とか。
真の意味でのオリジナリティは困難で
面白さや斬新さとは組み合わせの妙のことに過ぎないという話を
わかりやすく書かれていて、素晴らしいなと思いました。
その意味で、このエピソードは「面白い」と思います。