老陰陽師、満州鉄道を走るゾンビ列車と戦う!

数十年前まで各国の軍に「呪法兵」が組織されていた、少し異なる歴史の昭和11年。
満州鉄道を走る死霊列車が関東軍に襲いかかり、次々駅を陥落させていく。
陸軍本部は、退役した呪法兵・石光三郎を、満州へと送る。

死霊を操る、恐るべき何者かを食い止めるため。
帝国軍人である石光と、中国人の洪復龍は共闘するが。
日本軍に協力するのではない、中国人にとっても脅威であるからだ。
内心わだかまりがないわけがないのです。口論もします。
しかし、お互いの実力は、認め合って。

満鉄調査部とか、色の名前の付いた中国の秘密結社とか大好物です。
日本が国際連盟脱退した状況下でも、外交官は出来る範囲で努力中。

当時の満州関係の有名人物が次々出てくるのも楽しい。
長春の牢屋で某人物が出てきた際は「おおっ!」と思いました。
ぜひみなさん、読んでみてください。