【日記】2019年の活動についてあれこれ

 今年が終わるからなんだと言うんでしょうか。年が変わろうが今日の翌日が明日だということにはなんの変わりもなく、ただ地続きの一日が続くだけです。

 それはさておき、今年を振り返ろうと思います。

 一応公募日記なので、公募に出したものとその結果からですね。

 まずは応募したのは去年ですが、結果が出たのが今年の横溝賞に出した『回る回るアレフ・ヌル』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054888250384

 この時はかなり意識して、とにかくノンシリーズにしようと思っていました。作中のある設定がほかの作品からの流用なのですが、この作品単独で成立するようにということを注意して書きました。

 以前にも書きましたが、私の悪癖として書くものが全て繋がりを持ってしまうというものがありまして。これをやってしまうといい結果を残せないと経験でわかっているのに、今でも気を抜くとこの悪癖が出てきてしまいます。

 続いてホラ大とファンノベで一次落ちしたことに納得がいってなかった結果、改稿した上でハヤカワSFコンテストに出した『スペクタークラフト』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054885164587

 未だに更新できていない現時点での私の全力ですが、これがなんと一次選考を通過しました。

 これはめちゃくちゃ嬉しかったです。ハヤカワと言えば電撃小説大賞と並ぶツイッターで一次選考発表祭りが起こる(と、私が勝手に思っている)賞。そのことで気後れしてツイッターでは検索避けのために少しぼかした報告をしたのですが……今思えば私も祭りに加わっていればよかったかな……いやどうだろう……。

 そして最後に、一次落ちリストには載せてませんが、カクヨムから角川つばさ文庫に応募した『ミサキ小学校の七人!』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054889621883

 これについてはまだ締切までだいぶあるから大丈夫だろ~~~と思っているうちにいよいよ締切が間近に迫ってきた結果、最後のほうは狂ったように書き進めていました。

 初の児童小説への応募だったんですが、私のそもそもの児童小説の読書量が少ないこともあり、上手く書けたかと言われると微妙な感じになってしまいました。かなり反省。もう少し読み込んでから、機会があればまた挑戦したいと思ってます。

 と、今年公募に出したのはこの三つだけだったんですが、実は横溝賞か清張賞に出すことを考えて書いていた完全公募用作品が一本ありまして。

 しかし『ミサキ小学校の七人!』を締切ギリギリになるまで書き上げられなかった結果、当然そちらも全然書けず、「あ~~~~締切まであと一ヶ月だから一日3000字書けば間に合うのにな~~~~~~~」とか言ってるうちに締切を過ぎてしまいました。馬鹿なのかお前は。

 よくよく思い返せば、出す賞を決めての締切設定を初めて破った経験でした。もう二度とやらない……ということでこの作品は来年に回すことにして、まだほとんど書いていません。本当に大丈夫なのか。


 公募以外だと、今年はかなり大きな経験をさせていただきました。

 同人誌即売会に初めて訪れ、その後初めて同人誌を出しました。どちらもコミティアです。

 五月のコミティアで出した初の同人誌は、『CCC 河童懲罰C****』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054887142233)でした。

 この作品に関しては「河童懲罰」というごく局所的なインターネットミームを題材にしたおかげでその筋の方々に買っていただけ、初のイベント出展にしては想像以上の売れ行きでした。まあそれでもまだ在庫は結構あるんですが。

 十一月のコミティアでは短編集を出しました。

 前回とは違い、完全に自分自身の力での頒布だったので、予想はしていましたが売れ行きは芳しくありませんでした。河童懲罰抜きでは所詮私などこの程度か……と痛感することに。それでも買ってくださった方、また手に取って見ていってくれた方はおり、大変励みになりました。

 ただ、現状でまたイベントに参加するのかは、ちょっと考え中です。小説同人誌で元を取ろうなどとまでは思いませんが、それでも出費は結構痛い……。コミティア以外のイベントも考えてはいるのですが、なにせ来年はオリンピックでしっちゃかめっちゃかになるそうなので、少し大人しくしていようかなという感じです。


 あとはカクヨムコンにこっそり『川島麻子と現代妖怪』(https://kakuyomu.jp/works/4852201425154883371)を出してますが、期間中に一回更新できたのでよしとします。終わり。

 WEB系の賞でいうと、pixivの第二回百合文芸コンテストにいくつか作品を出しています。昔の作品と、先のコミティアで出した短編集の中から一本、それから二日で書き上げたもの。いやあ、百合文芸、本当に魔境ですよ……。カクヨムコンも魔境とか言われてますが、それとは意味の違う魔境です。

 ただあくまで個人的な感覚ですが、WEB系の賞はどうしても「作品を賞に出した」という感覚が薄いんですよね。使い回しだけでなく一応書き下ろしまでしているのに、どうにも賞に出した達成感が得にくい。

 これはたぶん、出した作品がオープンになっているせいというのもあると思います。新人賞では基本的にネットで公開は停止し、結果が出るまでひっそりと待つことになりますが、WEB系では公開したまま、さらには更新までできるので、リアルタイムで感想をいただけることまであります。

 これがWEBの「強い」ところだとは思うんですが、昔ながらのやり方に慣れているとむしろ不安になることもある……来年はこの辺りの感覚を修正していきたいですね。いちいちWEB公開を停止するのだって単純に手間ですし、公開したままにしておけるならそれに越したことはないに決まってるんですけども。


 来年は今年書けずじまいだった公募用作品をきちんと出すのと、『CCC 河童懲罰C****』をライトノベルの賞に出すつもりでいます。その時期には公開を停止しますので、読むならお早めに。……やっぱり手間だなこれ!

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