サイノメガールは、満たされないっ!

作者 維嶋津

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★★★ Excellent!!!

「ダイス」によって生殖行為が変化した世界。
はわわちゃんの残念な日常をニヤニヤしながら読み進み、読み終えたときには何故か正座していました。

「ダイス」のシーンでエロスを感じる嗅覚を持つか持たないか。
人類は試されている。

私は新人類でした。

★★★ Excellent!!!

「僕の考えた最強の新しいセックス」というのは、SFのモチーフとしてはわりと面白いものでして、たとえばグレッグ・イーガンの「祈りの海」なんかは僕にはそういう風に読めてしまうわけですな。

このモチーフを扱うと、必然的にセクシャリティとかジェンダー論的な見方が厳しくなるのですが、本作、実に的確にポイントを突いています。過不足ない。すばらしいです。
脇の甘さがない。

これは実はすごいことで、思いつきとか興味半分では書けないので、まさに作者の力量ということになりましょう。

気になるとすれば、カウンセラーが、パワーバランス的にやや万能すぎるのではないかという点ですが、そこも構成の腕でぼやけさせることに成功していると思います。

★★★ Excellent!!!

 最初は主人公の名前だったり、サブタイトルだったりで、わざとらしいくらいのラノベだと思いました。

 まあ結果として、そのわざとらしさが巧みに機能したわけです。

 なるほど、なるほど、と読み進めていき、最後には作中で言われたような「女」を見せるはわわ。

 最後は思わず「えーっ……」と言ってしまったほどです。

 いや、詳しいことはホント……ネタバレになるから言えないんですけどね……。

 仕掛けがしっかりと効いていて、最後の一撃につながるという構成の見事さ。本当に面白かったです。