『一足一刀』の名に違わぬ、整然とされた文体に散りばめられた、確かな純情。15センチの間合いが澄み切り、踏み込んだ先の爽やかな思いに惚れ惚れします。すっきり、瑞々しい気持ちに浸れた青春物語、お楽…続きを読む
間合いを詰める勇気は、剣道も恋も同じ。15センチの使い方が、とても印象的な作品でした。踏み出す一歩のドキドキ感が伝わってきます。思わず共感を覚えてしまうのは、自分が中学生の時に剣道部だったから…続きを読む
恋愛小説と言えば、わりとふんわり遠まわしに好きだという感情を伝えるものが多いように感じますが、本作品はとても真っ直ぐというか馬鹿正直というか。このくらいはっきりとした恋愛って、読んでて気持ちがいい…続きを読む
15センチの物語からのスコップです。舞台は剣道。剣道の踏み込む距離と、気迫の描写がぐいぐいと読ませます。いつだって、好きな相手には踏み込み、飛び込みたい。相手が強ければ強いほど、しっかりとした1…続きを読む
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