応援コメント

弐 辞世」への応援コメント


  • 編集済

    この幽霊とのやりとりはいいね。
    さほど起伏のない場面なのでイメージするのはそう難しくはなさそうだが、それをさらりと納得させるように書くのは、読み手が思うほど楽なことではないでしょう。
    それとも、するすると筆が滑るように書いてしまうのかな? それならそれでもっとうらやましい。
    ここまで三人の女性の心情、表情、口調をかき分けながらそれぞれを輝かせることができているのは、腕の冴えとしかいいようがありません。

    (返信への返信)
    なるほど、いや、でもやっぱりか……(何を納得してるんだか)
    読み終えてみると、ヒジカタ(おっと、私の表記だ。笑)のこの後の行動や心象風景への視線は、ここを経由することでとても伸びやかで納得できるものになった気がしますね。実写ならちょっとクサいかなと思うシーンですが、これぞ「小説!」という叙述の力を感じさせてくれます。拍手、です。

    作者からの返信

    イメージはすぐ湧いたんですが、語り方には物凄く悩みました。
    特に、書き出しの数行は難しかったです。

    「非現実の光景を、土方らしい現実的な冷静さで受け止めて語る」という構図でなくては破綻するので、変な「驚き」を交じえずに書きました。
    あと、俳句のくだりは、久保田弥代さんにインスパイアされた結果でした(笑)

    歴史物は女性の登場シーンが少なくなりがちですが、会津女性はもともとキャラが立っているので、史実の彼女たちにたくさん助けてもらったと思っています。