用語は移り変わるものなのか

 以前、「最近の異世界転生物にはチート能力が多いが、その使い方が……」


 というツイートを見かけまして。


 チートというのを「凄い能力」だと思って使っているように思う、というものですね。



 チートというのは要するに反則の事です。


 ただただレベルを上げて強くなったり、元からそういうパラメータを持っていた、というのは厳密には該当しませんね。


「チート級」とか「チートのような」というのが略されてそうなったように思います。



 元々の意味を知っている者なら何を今更というものですけれど、


 その先のツイートは凄い勢いで伸びていました。



 共感する者は多いんでしょうかね。


 異世界転生物を書き始めたばかりの絶対数の多いものは、要するに趣味で書いているだけのものですから。


 別にその為の勉強をしたわけでもないですし。


 だから隣で書かれているものを真似しているだけの物だから、伝聞式に徐々に意味がねじ曲がっていく。


 そういう風に分析される意見もありました。



 間違いではないと思いますが、


 そこに、


「この中のほとんどの人は『課金』という言葉を間違って使っている」


 と書き込んだ所、完全にスルー。



 誰の目にも触れないはずはないのですが、一切の反応が無かった。



 よくもまあここまで自分の都合の悪い物だけフタができるものだ、というものですが、それが世の摂理なんですね。



 多くの人が間違いすぎているからそれでいい、というのならチートもそうでしょう。

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