コピープロテクト プロテクト外し

 コピープロテクトは


 かくいう僕もコピープロテクトを破った事があります。


 もちろんそれ自体は現代も違法ではありません。


 当時はコピーした品を売れば違法ですが、個人でバックアップを取る事自体は違法ではありません。


 今はアップロード、ダウンロードしても違法です。


 僕がプロテクトを破ったのは純粋に勉強の為です。


 そもそもプロテクトがどういうメカニズムでコピーを妨げているのか。


 それを学んで、最終的には自分のフロッピーに独自のプロテクトをかけてみたかった。


 それを実感する為に、まずは既製品のプロテクトを解析したのですね。


 プログラムを逆アセンブルして解析。


 ディスクエラーとなる箇所を判定している部分を特定して、偽を真に書き換える。


 そうして自分でコピーして稼働させる事に成功しました。


 技術的には非常に勉強と実績になったのですが、自分でタダでゲームを手に入れるための手段としては全く採算合わないですね。


 ほとんど一日がかり。


 どこかからゲームを借りてくる。レンタルなら有料です。


 8時間かけてプロテクトを破る事に成功。


 説明書も全ページ10円コピー。


 ゲームを返しに行く。


 そんな労力をかけられるなら一日バイトして本物を買った方が確実です。


 プロテクトは二重にかけられている場合もある。


 プロテクト破りを商売にするなら、コピーできるツール、つまりバックアップソフトを作って売るくらいしないと。


 しかし皮肉かバックアップツールを売っても、それもコピーされる。


 ゲームをコピーして手に入れようとする輩が、ツールだけちゃんと買ってくれるという事は無い。


 まあ全国的に売ればそれなりでしょう。


 まあすでにそういうバックアップソフトは横行してて、僕が便乗するのも無理ですしね。


 しかしその時の経験はしっかり生きていて、


 ソフトウェア開発をするにあたって、プロテクトの技術を売りに来る所もありまして。


 その技術者と話をする際にも円滑に会話ができたし、脆弱性を指摘する事も出来た。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る