用務員という言葉を使っているから

 以前公開した話に感想と得点を付ける企画があったのですが、


 用務員という言葉を使っているから減点とされた事があるんですね。


 某漫画で用務員という職種を差別的に扱ったという批判が端を発しているのですが、


「クリエイターたるものそういう事を知っておくべきだ」というのが言い分なのですね。



 それ自体は間違っていないのですが、差別用語自体は時代と共に変動するものです。


 それは出版社がテコ入れするべきもので、出版社も訴えられた場合、作者個人で責任を取る事を前提で契約する所が多い。



 結局は作者が自己責任で追うものであるというだけなんですね。


 だから、


「そういう表現を見て傷付いた」


 と批判して減点するのなら正当です。



 しかし、


「それで炎上した例があるから」


 と減点するのはどうなのか。


 誰が傷付いたわけでもない。



 これで傷付く人がいるかもしれない、という想像だけで話すなら何でもその可能性くらいある。



 まあ助言として頂くのはもちろんです。


 それで大変な事になるかもしれない。


 そう心配してくれているのならありがたい話です。


 実際出版される事があれば減点とは比べ物にならない痛手を被るのかもしれない。


 それを教えてくれているのなら感謝すべき事ですが、感じからしてもういうものではないからなんですね。



 何か減点できる理由を探して減点しようと頑張っているようにしか感じない。


 まあ実際間違ってはいないんでしょう。



 全体的な割合で言うなら、他者の足を引っ張る事が頑張りだと思っている人間の方が多いわけですから。



 実際その手の意見をありがたく受け取れるようになるには、評価も受けて心に余裕ができてこそなんですよね。


 難しい所なのです。

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