賞を取るのは難しいのか2
小学生の時、音楽の授業で一人一人歌ってその評価を皆で投票する、というのがありました。
一人ずつ得意、または好きな歌を歌って、他の生徒が得点を付けて提出。
それに先生の点数を加えたものを集計して順位発表をする、というものです。
結果から言うと僕は6位。
しかし生徒の点は一点も入っていなかったそうです。
先生の点数だけで6位。実質ベスト3以上でしょう。
先生の点数の方が大きく影響するようになっているからですが、それだけ子供の評価は意味をなさない。自分の好きな相手を選んだだけです。
しかしこれが民主主義に基づいた、生徒の中だけで上位を決めて、その中から先生が優秀賞を選ぶシステムだったらどうか?
今の小説新人賞の読者投票はそれに近いと思います。今は下読みもほぼほぼそんなものかもしれません。
少なくとも僕が見る限り、大手と言われるゲーム会社の企画採用や評価をしている人間が、当時の周りの小学生の考え方と何か違うようには感じていません。
なぜなら初めから技術を評価しているわけではないからです。
自分の好みであるとか、自分が祭り上げやすいのはどれか、という事にしか考えが及んでいない。
当時の小学生も成長しますが、それは僕も同じです。
同じようにランクが均等に上がっているだけで、起きている事自体は同じです。
もちろん全部が全部ではありませんが、少なくとも僕はまだそういうものに出会っていません。
売れるもの、というのは周りの反応や意見などものともせずに押し通せる者の中からしか生まれない。
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