いい話なら良いわけでもない 2

 特にゲームなどのシナリオでは、全体を通して話が繋がっている必要がなかったりする。


 本格的なサウンドノベルやADVはその限りではありませんが、


 今時のゲームは間にミニゲームが挟まる、またはそのゲームがメインだったりする。


 なので全体を通してのテーマよりは、


 その場で見て笑えて、あとは忘れても大丈夫、くらいがよい。


 キャラクターの特性を押し出す、一発ギャグに重点を置いた方がよいものです。



 それで言うなら、今のWEB小説なんかはそれに近いのかもしれない。


 まあじっくり読む事はあまりないので確かな事は言えませんが、


 長期に連載して人気があるという事は、そういうものではないのかと予想します。


 ラノベ作家では「悪魔のミカタ」のうえお久光さんの初期作品ががそのタイプで、


 1ページ1ページを退屈させないテンションで続ける。(もちろん全体の話がないわけではない)


 いったいこのペースでどれだけ続けられるのか、と思う程。


 彼はゲームのシナリオを書かせたのなら絶対うまい、と真面目に一度お仕事ができたらと思っていたくらいです。


 数巻目からはやはり小説自体がうまい形にシフトしていましたけどね。


 当然と言えば当然ですが、あの才能にはあやかりたい。

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