後編

 さて、どうしよう。ほんとにどうしようか。

 困ったときのテレフォンチャンス。

「はい、お電話ありがとうございます。ケソタッキーチキソ鳥取店です」

「すみません、ファミリーパックAで飲み物ぺぷつで」

「ファミリーパックAでドリンクはぺぷつですね。ご住所をどうぞ」

「札幌市○○-××です」

「なめんな。もとい、ふざけんな」


 どうやらケソチキでは空輸サービスは実装されていないようだ。


 仕方なく徒歩でマク℃ナル℃へ。

 釈迦知己と名GETを注文すると、素手で直接掴んで食べる。油で手が汚れてキーボードが触れなかったという口実がここに成立した。天才的だろう。


 おっと電話だ。担当のM氏だ。名を松永という。特筆すべきは巨乳。

 おっと?油で指が汚れているではないか。これではスマホが持てない、拭かないと。


「先生進捗どうですか。そろそろ新作のプロット見せてもらわないと」

 プロット書いてない。

「どういたしましょう。ところで先生、新作発表8月ですよ」

―――鋼糸のような鋭い眼が電話越しに感じ取れる。足も踏まれている気がする―――。

 まだ4月じゃないか。俺の誕生月だし、仕事したくないぞ。

「先生誕生日3週間前ですよね。てか仕事してない先生なんてただのニートですよね」

 オウ………なんというアメとムチ。

「とりあえず今日中にプロット見せてください。絶対ですよ」




 ―――さあ。ここからが本編。

 松永さん見てる?見てないよね。内緒で作ったアカウントだし。仕事してないわけじゃあないんだよ。ここに日記を曝しているのも息抜きのひとつとしてだし。てか松永さん巨乳なのに言葉辛辣すぎ。巨乳なのに。揉むよ?揉んじゃうよ?たわわに実ったでっかいmelonふたつをどうしてくれよう。揉むよ?揉んじゃうよ?揉むよ?揉んでいい?てか揉みたい。揉んじゃおっかなぁ。揉m

「先生何書いてるんですか?」

―――鋼糸を握った控えめじゃない胸の女が背後に―――。


 このあと滅茶苦茶、問答無用になんやかんやさせられました。終


 一通り書き終えましたが、8割がたの事実と2割の過剰表現が詰まった日記みたいなものです。面白いエピソードがあったのでネタ小説っぽく仕立ててみたのですが、いかがでしょうか。ちなみに、最後の部分(本編)はツイッターの裏垢に愚痴を書き連ねていたところ、プロットを取りに来た担当に発見された場面を再現しました。内容はほぼ修正入れてません。ええ。

 これを機にweb小説のアカウントを持っていなかったので新規登録したのですが、なかなか楽しいものですね。なかなか雑で稚拙なものになってしまいました、すみません。新しい表現のβ版として甘く見ていただけると幸いです。

 では松永さんにこのアカウントが見つかる前にこのへんで。

 ご覧いただきありがとうございました。

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問答無用でなんやかんやする話 粉蜜柑 @7shi

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