完璧な人型ロボットを作った研究者だったが、彼の予測とは違い、現実を飲み込めていないのかもしれないと思いました。何かに没頭することで逃避をしていた現実と向き合い、そして虚しくなったのでしょう。だが、そこに生まれた命は確かにあり、その熱を受け取った彼は少し成長したように思えました。私なりの考察なのですが、個人的には面白く、また考えがいのある作品だと思います。
彼女への愛が切ないけど暖かくて、「頑張って!」と主人公を応援したくなる気持ちになりました。
科学者がロボットを作る本作。会話は少なく、科学者がロボットを作る背景や感情を丁寧に描いていてスラスラ読むことが出来た。最後のオチは心がほっとした。
でも、すべてが終わるわけじゃない。そう感じさせてくれるお話でした。