あなたの健康を損なうおそれがあります

作者 作楽シン

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★★★ Excellent!!!

現代日本を舞台に、超能力を武器に戦ったりするお仕事コメディ。

主人公の宮田はブラック会社勤務でひょんな事から超能力に。
そこから会社を転職、怪しげな調査会社で働く事になります。

たばこの煙が爆発するという、どこか生活感あふれる超能力とか、
宮田さんの、どこか現実的な考え方とか。
超能力者の話なのに凄い日常感があって、だからこそ宮田さんの「社会人らしい」かっこよさが光ります。

猪突猛進で可愛らしい鈴木やユニークな同僚達とのコミカルな会話劇も楽しいです。
そんな彼らの物語を、もっと読みたい。そう思える小説でした。

書籍版も是非。

★★★ Excellent!!!

特殊な能力をもつキャラクターたちのやりとりが面白く、次はどんな事件が…!?とわくわくしながら拝読しております。
ヘビースモーカーな宮田さんはこのご時世、さぞ生きにくそうだなとちょっと思ったり(宮田さんが能力に気づいた場面がとくに面白かったです)。
各章ごとに完結しているので読みやすく、日常系が好きな方にもおすすめしたい作品です。

★★★ Excellent!!!

現代を舞台にしたお仕事ものコメディ。

主人公が絶体絶命の危機に陥ったり、
地球の存続をかけた究極の選択を迫られたり……
といったことはなく、全編、安心して楽しめます。


この作品の魅力はずばりキャラの掛け合いや、
周りの個性豊かな登場人物に対する主人公宮田のつっこみなどだと思います。


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「なあお前これ出来る?」
 友人も女には興味がなくなったのか、タバコをプカプカふかしながら言った。
「なんだよ」
「まあ見てろよ」
 タバコをくわえながらしゃべると、友人はすぱすぱと何度か吸い、口の中に煙を溜める。うがいをするようにぷくぷくと頬を膨らませたりすぼませたりしてから、唇の隙間からぼわーっと煙を吐き出し、吐き出した煙を全部鼻から吸い込んだ。俺はブフッっと吹きだした。

(第一章 第1話 トイレは爆破していない より)

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「あ、寝袋持ってるんで、大丈夫です。途中で家に寄って自分の持ってきます」
「あれ、宮田君、意外とアウトドア派なんだ」
「いや前職でたまに使ってて」
「でも前職って、システムエンジニアだよね。……あっ」
 やめて。そのわざとらしい「……あっ」やめて。言っちゃいけないこと言っちゃった顔やめて。
 そうですよ、徹夜で仕事してる時に仮眠する時に使ってましたよ。椅子並べて寝たりするよりも寝袋ですよ。

(第二章 第1話 新兵器か、ただの嗜好品 より)

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などなど

どのページを開いても、このような感じの会話がポンポンと繰り広げられていて、
詳細な描写などなくても、どのキャラがどんな表情でこのセリフを言ってるのかなど
ありありとイメージができます。
それくらいみんな個性的なのです。

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★★★ Excellent!!!

自分の知らなかった能力が目覚めたことにより、生活を変えることになる主人公。
その変貌っぷりがリアルで、私にもいつか新しい日常が訪れるかも?と思えてゾワゾワしてきます。
能力の特性もわかりやすく説明してあり、普段読まないジャンルながらするすると読み進められます。
この先どうなるのかとても楽しみ!